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第18回 「ひだまり」

本連載掲載書店のGoogleマップが作られたと、版元ドットコム(@hanmotocom)の9/6付ツイートで報告がありました。こちら。書店の場所がマッピングされた便利な地図で、《掲載されたピンから、その書店が取り上げられた記事へ行くこともできるようにしてあります》とのことです。

これはすごいなあ。大変ありがたいマップですが、こうして書店の場所が一覧できるようになると、取り上げている店の地理的な偏りも一目瞭然ですね(苦笑)。

いろいろな地域の本屋フリペを取り上げられるようがんばります……と言いたいところですが、本業は全国あちこちを飛び回るような仕事ではありませんし、旅好きというわけでもありませんから、仕事の用事で一年に何度か行く機会のある大阪をのぞくと、関東圏以外の書店で行けるところというと、どうしてもかぎられてしまいます。

以前、定期的に出版関連テーマのイベントを開催していたころは、出版関係の知り合いがイベントに遊びにきてくれて、そのついでに、各地の本屋さんで入手した本屋フリペをプレゼントしてくれることがありました。貴重な情報ソースになっていたんですが、最近はそのような機会もなくなってしまい、知らないエリアの、知らない本屋フリペを入手するチャンスはなかなかありません。
 

しばらく前に、元東京創元社の戸川安宣さんが、2017年8月北海道に行ったときに寄ったというお店の本屋フリペを届けてくれました。

(ちなみに、戸川さんは、当方が取材・執筆・編集に関わった『本屋図鑑』(夏葉社)をたいそう気に入ってくださり、評価もしてくださった方の一人で、あちこちの本屋さんを熱心に訪ねては、今回のように現地でしか入手できない本屋フリペなどの資料を持ち帰り、おみやげにくださるという、筆者にとっては大変に貴重な本屋好き仲間——と呼ぶには大先輩過ぎるのですが——なのです。)

今回は、戸川さんが届けてくれた、本連載初登場となる北海道の本屋発のフリペを紹介したいと思います。
 

札幌・手稲にある児童書専門店ちいさなえほんやひだまり。1994年の開店で、20年以上の長きにわたって、同地で営業を続けてきたようですが、今年の8月に同じ札幌市手稲区内で移転、リニューアルオープン(元の店舗の老朽化が原因とのこと)となり、現在は、新住所(札幌市手稲区新発寒6条5-14-3)で営業中です。

北海道書店ナビ紹介記事が、また、同店のブログ「ちいさなえほんやひだまりプロジェクト」にもお店紹介の記事があり、店内の様子を見ることができますが、それらを見ると、おそらくは、それほど大きくはないのであろう店内が、子どもの本でぎっしり。

ひとめで本格的な児童書専門店のそれだとわかる品ぞろえですが、外観はまさにふつうの個人宅(児童書専門店にはよくあることで、それほどめずらしくはないことですが)。この店内外のギャップも、お店の中に足を踏み入れたときのうれしいびっくり感を増してくれそうで、なんだかいい感じですね。

同店発行の本屋フリペが、今回ご紹介する「ひだまり」。サイズはB4判で、色紙にスミ1色で印刷されています。両面をフルに使った紙面には、本の紹介、イベント案内、店内のフェアと連動していると思われる作家・作品紹介などなど、児童書関連の情報がぎっしりです。手元のものは2017年8月に発行された322号。月刊だとすると、開店直後からとぎれることなく継続発行されてきたことになります。個人経営のお店発行のフリペとしては、大変な長寿紙だといっていいでしょう。

札幌は、個人的に好きな街で、何度も書店回りをしたことがありますが、残念ながら「ちいさなえほんやひだまり」は訪問したことがありません。次に札幌に行くときはぜひ訪ねてみようと思っています。

なお、営業日が金・土・日・月・祝祭日とやや変則的ですので、訪問される方、とくに遠方から訪ねる方は曜日に注意したほうがよさそうです。
 

発行店:ちいさなえほんやひだまり
発行:月刊

sorainu_ico空犬太郎(そらいぬたろう)
編集者・ライター。主に新刊書店をテーマにしたブログ「空犬通信」やトークイベントを主催。著書に『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『本屋図鑑』『本屋会議』(共著、夏葉社)、『本屋はおもしろい!!』『子どもと読みたい絵本200』『本屋へ行こう!!』(共著、洋泉社)がある。
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