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「まちライブ」6号発行しました  ~一人一人の活動が大きな力に~

 まちライブラリーの安木です。新型コロナウイルスで外出を自粛し、仕事も遊びも思うようにできなくなっていることに多くの人が歯がゆく、不安な気持ちになっていることと思います。

まちライブラリーでは毎年4月から5月にかけて約1カ月間のイベント「まちライブラリーブックフェスタin関西」を行っているのですが、今年は秋に延期となってしまいました。このイベントは、まちライブラリー関係者と有志が中心となって、公共図書館、博物館、書店やまちライブラリーなど、本にまつわる約300ヵ所をつなぎ、本と人に出あうお祭りです。今年は6回目となるはずでした。
まちライブラリーで毎年発行している冊子「まちライブ」の最新号は、このイベントに合わせて制作を進めていました。ブックフェスタ初日のオープニングイベントであるシンポジウムや、最終日に開催されるマイクロ・ライブラリーサミット(いずれも会場は大阪府立大学I-siteなんば)で、多くの方に2019年の講演や活動発表の興味深いお話やライブラリー運営者の溌剌とした発表の模様を2020年の開催に合わせてお届けしようと考えていたのです。

昨年のオープニングイベントでは大阪府立大学の橋爪紳也先生、大阪市北区長(当時)上野信子さん、電通関西支社の日下慶太さんに、まちライブラリー発祥の地である大阪をテーマに、それぞれの視点から大阪の文化についてお話いただきました。
また、今回で8回目となるマイクロ・ライブラリーサミットの第1部では、「教育×まち×マイクロ・ライブラリー」として、明石工業高等専門学校の大塚毅彦先生、立命館大学の武田史朗先生から、高等教育機関がまちライブラリーあるいはマイクロ・ライブラリーとどう関わっていくのかについて、そしてまちライブラリー提唱者の礒井純充からは大阪府立大学のまちライブラリーについて話しました。
興味深い数々のお話から、大阪には古くから草の根的な文化の素養があるということがわかってきました。全国のまちライブラリー総数約770ヵ所のうち大阪府下に約220か所以上できたということは、その表れかもしれません。また、高等教育機関がまちライブラリーやマイクロ・ライブラリーに関わることは、学生の教育という視点、地域と大学をつなぐという視点において大事であり、また、本を通じてさまざまな立場の人がフラットな関係で議論できる場所として極めて大事だということもわかりました。
サミット第2部では、全国から小さな図書館を運営している8名の方に登壇していただきました。ライブラリーのかたちを変えて再登場した人、10歳のオーナー、自然の中で活動をしている人など、多彩な発表がありました。皆さんの発表から、どのようやり方、立場でも、まちライブラリーやマイクロ・ライブラリーができるということが伝わってきました。
人は大きな組織や巨大な資本でなければ社会は変えられないと思いがちです。しかし一人一人の小さな力の積み重ねが、実は大きな力になるのではないでしょうか。それはマイクロ・ライブラリーサミットで活動発表をしてくださる運営者の皆さんの姿から実感します。勇気を出して自分の活動を話してくださる方たちの生き生きとした様子や発表者同士がゆるやかにつながってその後もやり取りが続いていることを知るとなおさら、一人一人の小さな活動の大な力を感じます。
今年の「まちライブラリーブックフェスタin関西」と「マイクロ・ライブラリーサミット」は9月に日程を変更して準備中です。この先どんな変化が社会に起きるか予想できない状況ですが、それまでは、「まちライブ」06号の2019年の記録を多くの方に楽しんでいただければと思っています。

「まちライブ」06号 定価1,000円(本体910円)
まちライブラリーHP、まちライブラリーストアよりお求めいただけます。
https://machilibrary.stores.jp/?category_id=55962e762b3492043d001157
バックナンバーも発売中です。

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