肩こり 頭痛 眼精疲労
負の三種の神器というか、人類でこれがない人いるの?
というくらい、物心ついたころからの3点セット。
最近、いよいよ酷くなってきたのは、やっぱり電子機器のせいなんじゃないかと思う。
できればこの版元日誌も手書きでおくりつけたい(迷惑)。
紙の本っていいよね、ってノスタルジーじゃなくて、疲労度がぜんぜん違う。
紙の本を1時間読んでも頭が痛くならないけれど、スマホ・タブレット・PCを1時間ぶっ続けて見られなくなった。
20代の子は「どっちも変わんなくないっすか」っていうかもしれないけれど、まだまだ成長ホルモンがぎゃんぎゃん分泌されてる世代と、もう土に還りかけてる世代の回復度を一緒にするなコノヤロ!
70代の先輩は「電子だと文字大きくできるじゃない、Eインクが、フロントライト方式がー」っていうんですけど、本を読んでるだけじゃなくて、作業でカラーで液晶モニタみないといけないから、総合的にきついんですよー!
じゃあ紙ならなんでもいいかというと、古本屋で買った30年前くらいの文庫は字が小さすぎてキツイ。
文字の大きさ何級ですか何行詰め込んでるんですか昔の人はみんな読んでたんですか凄くないですか。
大活字本って素敵よね…。
でもタイトル少ないよね…。
オーディオブックも最近は増えてきてる。
あと何年何冊、本を読めるのか。
数だけたくさん読みたいわけではないけれど、いろいろ読めると、知れると嬉しい。
わたし以上に、これまで「読書」に対して不便であった人たちもたくさんいる。
さまざまな技術や媒体を使い、「読みたい人が読み続けられる」に寄与していく。
これも、まだ出版界にかかわるなかで、たずさわっていきたいことのひとつ。
電子書籍の媒体開発の方が、これをご覧になっていたら「読めば読むほど眼精疲労が軽減され、肩こり頭痛がなくなり、ついでに肌もつやつやになります」というデバイスを開発してくれたら、借金してでも買うと思いますので、よろしくおねがいします!