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国語教育を救え 宇佐美 寛(著) - さくら社
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国語教育を救え

発行:さくら社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ17mm
146ページ
上製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-908983-24-5
Cコード
C0037
一般 単行本 教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017/07
書店発売日
登録日
2018年6月21日
最終更新日
2018年7月11日
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紹介

教育学界最長老の一人にして、衰えることなく吠え続ける宇佐美寛先生が、今作では国語教育に絞り、その現状を斬りました。
読書百遍義自ら見る――「読み書きの能力は、読み書きをすることによって育つ。」として、
①とにかく読む。それも、古典を読み、模範とする。
②体を使って(手書きで)書く。
それなくして読み書きの能力が伸びることはないと言い切ります。
さらに、「発問は教師の論理で作られている。学習者の読み手としての独立した世界の可能性は無視されている。ところが、読み手は独自の想定・関心で原文を読む。独自の世界を作る。ある特定の小さい部分に特に注目する。好きになる。」(p.121)と、発問による授業を「誤った有害な方法」と断じました。
ちなみに「私自身は、毎回、文章を書きはじめる前に、鷗外の「阿部一族」を五分間程度読む。これで思考の調子が安定する。」(p.118)

目次

第1章 原稿用紙で思考するのだ
第2章 彼(彼女)は東大出だろうな
第3章 読めばいいのだ、書けばいいのだ
第4章 〈お礼〉の記号論
第5章 教室方言
第6章 前おきをやめよう
第7章 概念
第8章 教材文からの遊離・分裂

版元から一言

文章を正しく読みとれない。書きたい内容が伝わらない。
学生の国語能力が低いのは、彼らが受けてきた指導が不十分だから。
ではどんな指導が最も効果的で、確かな成果につながるのか?

著者はその50年余の教員生活を通じ、読み書きを重視してきました。
その授業は半年に20冊程度の必読図書を指定して学生に読ませる、毎週レポートを提出させ添削する、問題点が多いものは次回授業の教材にするという厳しい内容。
これほど鍛えないと、大学生にまで成長した人間の国語力を必要な水準に上げることはできなかったのです。

ICTが普及し読み書きの質が変わりつつある今、国語を教える教師がなすべき指導がここにあります。

著者プロフィール

宇佐美 寛  (ウサミ ヒロシ)  (

千葉大学名誉教授(教育学博士)
1934年神奈川県横須賀市に生れる。1959年東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。1961年‐1962年米国、州立ミネソタ大学大学院留学(教育史・教育哲学専攻)。千葉大学講師、同助教授を経て同教授(1993年‐1997年教育学部長)(1998年‐2000年東京学芸大学教授併任)。2000年停年退官。
なお、以下の大学・機関(順不同)の非常勤講師(客員教授)を務めた。
東京教育大学、九州大学、山梨大学、岩手大学、山形大学、秋田大学、茨城大学、上智大学、立教大学、淑徳大学、早稲田大学、放送大学、千葉敬愛短期大学、東京都立保健科学大学、埼玉県立大学、国立看護大学校、厚生労働省看護研修研究センター、聖母大学、三育学院大学

上記内容は本書刊行時のものです。