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地球を脅かす化学物質 木村ー黒田純子(著) - 海鳴社
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詳細画像 0

地球を脅かす化学物質 発達障害やアレルギー急増の原因

発行:海鳴社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ16mm
重さ 260g
208ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-87525-341-9
Cコード
C0043
一般 単行本 化学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年7月
書店発売日
登録日
2018年5月18日
最終更新日
2018年7月4日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2018-10-03

紹介

日本はOECD(経済協力開発機構)加盟国のなかでは韓国と1.2を争う農薬多用国(農地単位面積当たり)なのです。国産野菜だからと、安心はできません。さらに日本で問題視したいのは、ミツバチがいなくなった原因とされる浸透性ネオニコチノイド系農薬が多量に使用されていることです。
すべての生物の体内は精密化学工場のようなものです。細菌から人間に至るまで体内で作られ、作用する基本的な物質はほぼ同じです。虫類にのみ害があり、人間には無害という物質はほとんどないに等しいといえます。この本では、最新の論文を丹念に調べ、初心者の方でもわかりやすいように丁重に地球における化学物質の現状を解説しています。

目次

 はじめに 美しい自然と子どもたちの未来
1章 合成化学物質と原子力発電の光と影  
  1.環境化学物質にさらされている日本人 17
  2.ホルモンと脳を攪乱する環境化学物質 23 
  3.農薬や環境化学物質による自然破壊 30
  4.プラスチックによる人体汚染と環境汚染 33
  5.福島原発事故の負の遺産 39
2章 人工化学物質の氾濫――環境汚染を教えてくれた三つの教訓 
  1.『沈黙の春』の重大な警告 46 
  2.『奪われし未来』環境ホルモンは事実だった 50
  3.『ハチはなぜ大量死したのか』と浸透性農薬 52
3章 環境ホルモンにさらされる人間
  1.体のなかのホルモン 58
  2.環境ホルモンによる攪乱作用 60
  3.オキシトシンは愛のホルモン 65
4章 脳の発達と環境化学物質
  1.脳の構造と働き 68
  2.脳は複雑精緻な化学情報機械 68
  3.脳の発達には環境が大切 74
  4.脳の発達を阻害する環境化学物質 80
5章 胎児期の環境が将来を決める  1.エピジェネティクスとは 84
  2.DNAを合理的に使うシステム 86
  3.受精後に起こる劇的な変化 89
  4.エピジェネティクスを阻害する人工化学物質 90
6章 地球生命の歴史38億年
  1.単細胞から人間まで共通する生理化学物質 94
  2.物質の輪廻転生――循環する化学物質 96
  3.自然界の循環を攪乱する環境化学物質 97
7章 人間と細菌の体内共生 
  1.マイクロバイオーム 99
  2.分かってきた腸内細菌 102
  3.注目の腸管免疫 105
  4.子どもの発達に重要な腸内細菌 109
  5.腸脳細菌連関 110
  6.腸内細菌を脅かす環境化学物質 112
8章 環境化学物質が人体に入る三つの通り道 
  1.口から入る化学物質 117
  2.呼吸から入る化学物質 123
  3.皮膚から入る化学物質 128
9章 農薬が生命を脅かす
  1.農薬の歴史と種類 131
  2.脳神経を標的とした殺虫剤 133
  3.アセチルコリン系を脅かす殺虫剤 136
  4.脳の発達異常と殺虫剤 137
  5.浸透性農薬が生態系を破壊する 142
  6.除草剤と遺伝子組換え作物 146 
  7.環境ホルモン作用をもつ殺菌剤 151
10章 原子力発電が地球の未来を脅かす
  1.低線量長期曝露の影響 159
  2.内部被曝の危険性 161
  3.子どもの甲状腺癌と出生異常 164
  4.福島原発事故による自然生態系への影響 166
11章 危機的状況からの脱出
  1.日本の化学物質の法規制――世界との比較 173
  2.環境化学物質の問題は科学技術の進歩では解決できない 176
  3.子どもの健康を守る――予防原則が大切 179
  4.個人でできること 181
  5.東京オリンピックを契機に「有機・無農薬農業」へ舵取りを 184
 終わりに 「べつの道」へ
 あとがき
 文 献

著者プロフィール

木村ー黒田純子  (キムラークロダジュンコ)  (

東京都生まれ。
1975年、お茶の水女子大学理学部生物学科卒業、1977年、同大学院修士課程を修了。1977年、東京都神経科学総合研究所、微生物学研究室、研究職員。1997年、同研究所、脳構造研究部門、主任を経て、発生形態研究部門、主任。2011年、同研究所の統合に伴い公益財団法人・東京都医学総合研究所、脳発達・神経再生研究分野、神経再生研究室、研究員。2013年~2017年、同研究所、こどもの脳プロジェクト、研究員。1984年、東京大学にて医学博士号取得。現在、環境脳神経科学情報センター副代表
研究テーマ:環境化学物質による人体影響(とくに脳発達への影響)、生態影響
著書:『発達障害の原因と発症メカニズム 脳神経科学からみた予防、治療・療育の可能性』河出書房新社、2014年、黒田洋一郎と共著

上記内容は本書刊行時のものです。