.
発行:言視舎
四六判
縦188mm
横130mm
厚さ14mm
重さ 247g
192ページ
並製
価格
1,700円+税
- ISBN
- 978-4-86565-181-2
- Cコード
-
C0095
-
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年6月30日
- 書店発売日
- 2020年6月30日
- 登録日
- 2020年5月12日
- 最終更新日
- 2020年6月30日
紹介
『テロの文学史』で現代文学のエッジな領域を渉猟した著者が、さらなる衝撃の追尋を開始する。桐野夏生、中村文則、平野啓一郎、西加奈子、吉田修一、村上春樹……
<悪>に魅入られたかのように次々と生み出される現代日本の小説群は、解読されることを欲している。エンタメ/純文学というジャンルを超えて、共振するエクリチュールは、谷崎潤一郎、三島由紀夫、金子光晴、ロラン・バルトといった作家を巻き込み、カルト、ジェンダー、ホラー、幽体、笑いなどのテーマを呼び寄せる。文学を読み、考える「楽しみ」を拡張する意欲作。
目次
序◆笑いとマスク
1◆桐野夏生―『メタボラ』『夜の谷を行く』『バラカ』『抱く女』など
2◆中村文則―『私の消滅』
3◆平野啓一郎―『ある男』
4◆桐野―『OUT』『ダーク』など
5◆桐野―『優しいおとな』『路上のX』など
6◆桐野―『魂萌え!』
10◆桐野―『ナニカアル』
11◆金子光晴―『マレーの感傷』
13◆西加奈子―刺青とジェンダー
14◆ロラン・バルト―『テクストの楽しみ』
15◆吉田修一―変容するアンドロギュヌス
16◆桐野―『柔らかな頬』『I’m sorry mama.』『猿の見る夢』など
結語◆サバイブするヒーロー/ヒロイン
前書きなど
桐野夏生、中村文則、平野啓一郎、西加奈子、吉田修一、村上春樹……。<悪>に魅入られたかのように次々と生み出される現代日本の小説群は、解読されることを欲している
版元から一言
文学を読み、考える「楽しみ」を拡張する意欲作
上記内容は本書刊行時のものです。