..
発行:幻戯書房
四六判
232ページ
定価
2,900円+税
- ISBN
- 9784864882118
- Cコード
-
C1098
-
教養 単行本 外国文学、その他
- 初版年月日
- 2020年11月27日
- 書店発売日
- 2020年11月27日
- 登録日
- 2020年10月13日
- 最終更新日
- 2020年11月16日
紹介
みずからの住まい、佇まいの中心に
文学という名の宇宙が存在する。
H・D・ソロー、パティニール、芭蕉
孤高なるユートピアンの芸術家たちがこしらえた
「庵」の神秘をめぐる随想の書。
世界中のすべての隠遁者におくる《仮住まいの哲学》、
孤独な散歩者のための《風景》のレッスン。
「ウォールデンの小屋は働かない者の住まいでもなければ、働き者の住まいでもない。」
「パティニールは空の青を、彼の小屋を見せてくれた。物ではなく、深く穿たれたヴィジョンを。万物の隠れ棲むさまを。」
「たしかに芭蕉は「地の果て」に憧れてはいたものの、彼が旅から学んだのは、どんな境界であれ、結局は私たちが今いる場所を通過するという事実だった。その教えは絶対である。だから、旅路の果てに行き着くには、仮小屋を作るだけで十分なのだ。」
上記内容は本書刊行時のものです。