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公秀公記・実隆公記・建治三年記 前田育徳会尊経閣文庫(編集) - 八木書店出版部
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尊経閣善本影印集成 71

公秀公記・実隆公記・建治三年記

A4判
縦210mm 横297mm 厚さ29mm
272ページ
定価 35,000円+税
ISBN
9784840623711
Cコード
C3321
専門 全集・双書 日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年11月25日
書店発売日
登録日
2020年10月29日
最終更新日
2020年11月6日
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紹介

実躬の子が記した鎌倉時代後期の記録「公秀公記」、具注暦の表裏に書かれた自筆原本「実隆公記」、鎌倉幕府の評定衆で問注所の執事の公務日記「建治三年記」を収録

●公秀公記
 権大納言藤原(正親町三条)実躬の子、内大臣公秀(一二八五~一三六三)の日記。永仁六年(一二九八)~貞和元年(一三四五)までの記事が断続的に伝わる。記録の少ない鎌倉時代後期において、比較的まとまったものとして貴重である。
 尊経閣本は延慶元年(徳治三年、一三〇八)正月~八月を所収する自筆原本で、日記と紙背文書があるがともに未翻刻であり、今回の影印が初公開となる。

●実隆公記
 学者・歌人として当代第一人者だった内大臣三条西実隆(一四五五~一五三七)の日記。文明六年正月~天文五年(一四七四~一五三六)二月が現存する。応仁・文明の乱後の政治・社会情勢を知ることができ、文化史研究においても必須の史料である。
 尊経閣本は文明十三年(一四八一)正月~七月を所収し、間明き三行の具注暦に書かれた自筆原本で、裏書きもある。同記原本のうち具注暦に記されたのは本巻のみで、貴重である。

●建治三年記
 鎌倉幕府の評定衆で、問注所の執事だった太田(三善)康有(一二二九~九〇)の公務日記。建治三年(一二七七)正月から十二月までの六十八日分の記事を抄出し幕府へ提出したものである。わずか六十八日だが、文永・弘安の役の中間にあたり、当時の緊迫した時局を反映する記事がみられるなど貴重である。
 尊経閣本は康有自身が抄写した金沢文庫旧蔵本に属する唯一の自筆原本で、重要文化財に指定される。

目次

「公秀公記」〔所収〕延慶元年(徳治三年、1308) 解説:尾上陽介
「実隆公記」〔所収〕文明十三年(1481) 解説:末柄豊
「建治三年記」〔所収〕建治三年(1277) 解説:高橋典幸

著者プロフィール

前田育徳会尊経閣文庫  (マエダイクトクカイソンケイカクブンコ)  (編集

「尊経閣文庫」は正式には公益財団法人前田育徳会の通称である。前田育徳会の前身である育徳財団は、大正十五年(一九二六)二月二十六日、加賀前田家第十六代当主前田利為により設立された。「尊経閣文庫」は、収蔵品の中核ともいうべき第五代当主前田綱紀の蔵書名「尊経閣蔵書」に因んで名付けられたとされる。文庫が収蔵・管理する文化財は、大別して美術工芸品・典籍文書類・建造物から成り、そのうち国指定文化財は、国宝二十二件・重要文化財七十七件を数え、わが国の特殊図書館(古典文庫)の中では質量ともに群を抜いている。架蔵する典籍文書類は、国書約七千五百部、漢籍約四千百部、文書約二千五百点を数え、一定条件のもとで研究者の閲覧に供している。

尾上 陽介  (オノエ ヨウスケ)  (解説

東京大学史料編纂所教授。

末柄 豊  (スエガラ ユタカ)  (解説

東京大学史料編纂所教授。

高橋 典幸  (タカハシ ノリユキ)  (解説

東京大学文学部准教授。

上記内容は本書刊行時のものです。