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日本人はどのように自然と関わってきたのか コンラッド・タットマン(著/文) - 築地書館
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日本人はどのように自然と関わってきたのか 日本列島誕生から現代まで

発行:築地書館
A5判
408ページ
定価 3,600円+税
ISBN
9784806715696
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年8月25日
最終更新日
2018年10月20日
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紹介

日本人は、生物学、気候、地理、地質学などのさまざまな要因の中で、
どのように自然を利用してきたのか。
地質時代の列島の形成、人類がこの地に根づいた原初の狩猟採集時代から、
農業の発達と大陸の政治体制の導入、
律令時代から幕藩体制への政治的変革と民衆の森林管理、
そして欧米列強の影響を受けて迎えた産業社会の中で、
常に変化を続けてきた日本人の環境観。
数万年に及ぶその変遷を、人口の増減や生態系への影響、
世界規模での資源利用に関する詳細な資料をもとに、
欧米で日本研究を長年リードしてきた著者が世界で初めて描く。
日本の林政史に詳しい熊崎実氏(筑波大学名誉教授)の解説も収録。

目次

はじめに
序章

第1章 日本の地理
地形的特徴
日本列島の生い立ち
先史時代の地質学
日本列島の歴史
地球上の所在地
四季を生む地理的要因
日本列島周辺の海流
南北に長い日本列島
人間の影響

第2章 狩猟採集社会――紀元前五500年頃まで
環境的背景――気候変動
海峡と海水面
気温と降水量
最初の渡来人
縄文時代
縄文時代の始まり
人口変動の地域差
遺物で解く社会と文化の謎
まとめ
【付録】気温と海水面の変化率(1万8000~6500年前)

第3章 粗放農耕社会前期――紀元600年まで
農業の始まり
狩猟採集社会と農耕社会の比較
農耕社会の前期と後期
稲作――技術と土地利用の進歩
稲作――その規模
農耕初期の特徴
概説
縄文時代の農業
弥生時代――大陸から伝わった農業
背景と起源
社会文化的な謎
拡大する社会――古墳時代まで
後期弥生社会
古墳時代
環境に及ぼした影響(600年まで)
まとめ

第4章 粗放農耕社会後期――600~1250年
森林伐採――木材と農地のために
木材の生産とその後の森林
農地開発
中央支配の成立(600~850年)
帝都の建設
新しい建築様式
農村の支配と搾取
中央集権体制の確立
律令制が環境に及ぼした影響
畿内が受けた影響
畿内政権の版図について
後期律令時代(850~1250年)
畿内政権内の変化
支配層と生産者(農民)の関係の変化
生産者の組織と農業経営の変化
律令時代後期のできごとが環境に及ぼした影響
農業の回復
中央と地方の関係の変化
都市化――鎌倉と平泉
まとめ

第5章 集約農耕社会前期――1250~1650年
地理
支配層――政治的混乱と再統一(1250~1650年)
両頭政治の末期(1250~1330年)
戦乱の時代(1330~1550年)
再統一の時代(1550~1650年)
生産者人口――規模と複雑さの増加
人間と感染症の関係
支配層と生産者の関係
生産者の組織と営み
農業技術の動向
肥料について
灌漑用水の管理
特筆すべき新作物
技術の変化が社会と環境に及ぼした影響
森林伐採の影響
農業の集約化が及ぼす影響
その他の影響
まとめ

第6章 集約農耕社会後期――1650~1890年
支配層――安定した政治、崩壊、方向転換
幕藩体制とその限界
欧米列強の脅威(1790~1860年)
政治的変革(1860~90年)
生産者人口――増加、安定低迷、変動
人間と病原体の関係
支配層と生産者の関係
生産者の組織と慣行
科学技術の動向
鉱山開発
林業
漁業
農業
まとめ

第7章 帝国主義下の産業社会――1890~1945年
日本の産業時代を読み解く予備知識
地球規模の資源基盤
「詰め込み・積み上げ」状態について
1890年を開始年とすることについて
時代カテゴリーとしての「帝国主義時代の産業主義」
「国家」対「支配層」
国事――産業化と国家
国内政治
外交関係
社会と経済
人口
商業と産業
都市と農村の社会
科学技術と環境
鉱業
製造業
漁業
農業
林業
まとめ

第8章 資本家中心の産業社会――1945年~現代
社会経済史の概要
復興期(1945~55年)
経済の高度成長期(1955~85年)
高度成長期以後(1985~2010年)
人口の推移
人口推定
都市化
人口増加の要因
物質消費
空間の利用
その他の物質消費
技術と環境
鉱業
製造業
漁業
農業
林業
まとめ

終わりに
解説 熊崎 実(筑波大学名誉教授)

参考文献
脚注
索引

著者プロフィール

コンラッド・タットマン  (コンラッドタットマン)  (著/文

アメリカ・イェール大学名誉教授。専門は日本近世史。日本の環境史の西洋における権威者として著名。
著書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(築地書館、1992 年)、Early Modern Japan and A History of Japan(第3 版)など。

黒沢令子  (クロサワレイコ)  (翻訳

専門は鳥類生態学。米国コネチカット・カレッジで動物学修士、北海道大学で地球環境学博士を修得。現在は、(NPO)バードリサーチの研究員の傍ら、翻訳に携わる。
訳書に『フィンチの嘴』(早川書房、1995年、共訳)、『動物行動の観察入門──計画から解析まで』(白揚社、2015 年)、『落葉樹林の進化史──恐竜時代から続く生態系の物語』(築地書館、2016 年)、『種子──人類の歴史をつくった植物の華麗な戦略』(白揚社、2017 年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。