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鹿と日本人 田中 淳夫(著/文) - 築地書館
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鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵

発行:築地書館
四六判
228ページ
定価 1,800円+税
ISBN
9784806715658
Cコード
C0045
一般 単行本 生物学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年6月9日
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紹介

神の遣い? 畑や森の迷惑者? 赤信号は止まって待つ? 鹿せんべいをもらうとお辞儀する?
シカは人間の暮らしや信仰にどう関わり、どのような距離感でお互いに暮らしてきたのか。
1000年を超えるヒトとシカの関わりの歴史を紐解き、神鹿とあがめられた時代から、
奈良公園をはじめ全国各地で見られるシカとの共存、頻発する林業や農業への獣害とその対策、
ジビエや漢方薬としての利用など、野生動物との共生をユニークな視点で解説する。

目次

はじめに オランウータンからナラシカまで

第1章 奈良のシカの本当の姿
最大の観光資源ナラシカ
鹿せんべいの深い世界
現代のナラシカ伝説

第2章 ナラシカを支える人々
鹿救助隊が行く!
鹿苑はナラシカの病院と収容所
シカ相談室と鹿サポーターズクラブ
陰の仕掛け人・奈良公園室

第3章 ナラシカの誕生と苦難
神鹿の誕生──春日大社への旅
重罪だった神鹿殺し
奈良奉行と角切り行事
ナラシカをすき焼きにした知事
春日大社と神鹿譲渡事件

第4章 シカが獣害の主役になるまで
シカの増え方は〝シカ算〟
シカは飼育しやすい性格?
昔から大変だった獣害
国がシカを保護した時代

第5章 間違いだらけの獣害対策
シカが増えた三つの仮説
野生動物が増えた最大の理由
有害駆除に向かない猟友会
獣害対策は「防護」と「予防」にあり
ジビエが獣害対策にならない理由

第6章 悪戦苦闘のナラシカづきあい
戦後のナラシカと愛護会
ナラシカは誰のものか裁判
世界遺産・春日山原始林の変貌
天然記念物指定方法への批判
ナラシカ管理計画の始動

第7章 神鹿と獣害の狭間で
神鹿になりそこねた宮島のシカ
もう一つのナラシカ・大台ヶ原
人馴れする野生動物たち
栄養失調のナラシカ
ナラシカと森の本当の姿

おわりに 人と動物が共生するということ
お世話になった方々および参考文献

著者プロフィール

田中 淳夫  (タナカ アツオ)  (著/文

1959年生まれ。奈良県在住。
静岡大学農学部林学科卒業後、出版社、新聞社等に勤務の後、現在はフリーランスの森林ジャーナリスト。
森林、林業、山村問題などのほか、歴史や民俗をテーマに執筆活動を行う。
著作に 『イノシシと人間――共に生きる』(共著、古今書院)、『森を歩く──森林セラピーへのいざない』(角川SSC新書)、『森林異変──日本の林業に未来はあるか』 『森と日本人の1500年』(以上、平凡社新書)、『日本人が知っておきたい森林の新常識』 『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』(以上、洋泉社)、 『ゴルフ場に自然はあるか?──つくられた「里山」の真実』(電子書籍、ごきげんビジネス出版)、『樹木葬という選択──緑の埋葬で森になる』(築地書館)、『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。