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核の透明性 西田 充(著) - 信山社出版
.
学術選書 208

核の透明性 米ソ・米露及びNPTと中国への適用可能性

発行:信山社出版
A5変型判
縦218mm 横159mm 厚さ20mm
328ページ
上製
価格 7,800円+税
ISBN
978-4-7972-8238-2
Cコード
C3332
専門 全集・双書 法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年11月30日
書店発売日
登録日
2020年11月11日
最終更新日
2020年12月7日
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紹介

◆透明性概念を精緻化し、政策上の意義を分析 ― 研究から実務・学習まで有用の書◆
昨今、不透明な形で核戦力を含む軍事力を増強している中国を念頭に、国際社会における核兵器の「透明性」に関する議論・実践の変遷及びその政策上の意義を、主に核軍備管理・軍縮の観点から包括的に分析。透明性概念を精緻化し、中国への適用可能性を探る待望の書。

目次

『核の透明性―米ソ・米露及びNPTと中国への適用可能性(学術選書208)』
 西田 充(外務省(在米日本国大使館)) 著

【目  次】

はしがき
略語一覧

◆序 章
 1 問題意識
 2 先行研究
 3 研究の意義
 4 分析の枠組みと本書の構成

◆第1章 軍備管理・軍縮一般における透明性
 1 透明性の定義
 2 国際場裏における透明性の用語の変化
 3 透明性の目的・意義
 4 透明性を履行する際の主な原則
 5 透明性の対象
 6 具体的な透明性措置の発展
  (1) 透明性措置の多様化(水平的発展)
  (2) 透明性措置の内容の深化(垂直的発展)
 7 ま と め

◆第2章 米ソ及び米露間の核軍備管理・軍縮における透明性
 1 核軍備管理・軍縮条約以前の透明性措置
  (1) ホットライン協定――直接の通信線の設置
  (2) 米ソ核戦争勃発危険低減協定――ミサイル発射の事前通告 
 2 核軍備管理・軍縮条約における透明性措置
  (1) 戦略攻撃兵器制限暫定協定(SALTⅠ)
  (2) 戦略攻撃兵器制限条約(SALTⅡ)
  (3) 中距離核戦力(INF)全廃条約
  (4) 地下核実験制限条約
  (5) 弾道ミサイル発射通告協定
  (6) 第一次戦略攻撃兵器削減条約(STARTⅠ)
  (7) 第二次戦略攻撃兵器削減条約(STARTⅡ)
  (8) 非戦略弾道ミサイル防衛システムに関する信頼醸成措置合意
  (9) 戦略攻撃力削減条約(モスクワ条約)
  (10) 新戦略攻撃兵器削減条約(新START)
  (11) 核リスク低減センター
 3 核軍備管理・軍縮条約の枠外における透明性措置
  (1) 高濃縮ウラン(HEU)透明性プログラム
  (2) 包括的な透明性レジームの構築に向けた試み
  (3) 一方的透明性措置
  (4) 戦略対話
 4 米ソ・米露二国間の透明性措置の進展の特徴
  (1) 進展の一般的方向性
  (2) 透明性措置の多様化と対象の拡大
  (3) データ交換メカニズムの進化
  (4) 義務的・必要最小限の透明性
  (5) 義務的・必要最小限の透明性から自発的な透明性への進化
  (6) 二国間における透明性から国際社会に対する透明性へ
 5 ま と め

◆第3章 NPTにおける透明性――NPT成立期から2010年NPT再検討会議まで
 1 合意文書における透明性
  (1) 2000年再検討会議
  (2) 2010年再検討会議
  (3) 第1回再検討会議(1975年)
 2 透明性に関する議論の概観
  (1) 総 論
  (2) NPTにおける透明性の意義・位置づけ
  (3) 報告メカニズムと透明性
  (4) 再検討プロセス強化との関係
  (5) 小 括
 3 報告メカニズムの概観
  (1) 核兵器国による報告の実施状況
  (2) 報告メカニズムに関する具体的提案
 4 ま と め

◆第4章 NPTにおける透明性――2015年及び2020年NPT再検討プロセス
 1 標準報告フォーム案に関する具体的提案
 2 2015年再検討会議第3回準備委員会(2014年)における核兵器国による報告
 3 2015年再検討プロセスにおける透明性に関する提案(上記1を除く)
 4 2015年再検討会議議長団による草案の変遷
 5 2020年再検討プロセスにおける主な透明性に関する提案
 6 2015年及び2020年再検討プロセスのまとめ
 7 多国間の核軍縮における透明性のまとめ

◆第5章 核戦略と透明性の関係
 1 米国のケース
  (1) 核軍備管理・軍縮条約以前期(1945~1972年)
  (2) 核軍備管理・軍縮条約期(1972年~現代)
 2 ソ連・露のケース
 3 中国のケース
  (1) 中国政府の公式な立場
  (2) 中国の透明性の現状
  (3) 中国の透明性の現状の背景と透明性に関する考え方
  (4) 今後の見通し
 4 ま と め

◆終 章 核軍備管理・軍縮における透明性の意義の再考
 1 総 括
 2 今後の核軍備管理・軍縮における透明性の政策上の意義と限界
 3 中国による透明性の可能性
  (1) 意図情報の透明性から始める
  (2) あり得べき定量的情報の透明性
  (3) 行為情報
  (4) 米中の核政策上の連結点の可能性
 4 終 わ り に

参考文献(巻末)
索 引(巻末)

〈図表目次〉
  表2―1:米ソ・米露の核軍備管理・軍縮における透明性措置
  表3―1:過去のNPT再検討会議における「透明性」に関する言及
  図3―1:NPTにおける透明性の概念図
  図3―2~6:第3回NPT再検討会議(1985年)から2010年再検討会議にかけての各核兵器国の報告の推移
  表4―1:NPDIが5核兵器国に提示した標準報告フォーム案
  表4―2:2015年NPT再検討会議第3回準備委員会(2014年4月)に5核兵器国が提出した報告の分析(2010年行動計画の各項目との比較)
  図4―1~5:第3回NPT再検討会議(1985年)から2015年再検討会議にかけての各核兵器国の報告の推移
  図6―1:核戦略,核戦力の残存性,透明性の相似関係

著者プロフィール

西田 充  (ニシダ ミチル)  (

外務省(在米日本国大使館)

上記内容は本書刊行時のものです。