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幼児から民主主義 エリサベス・アルネール(著/文) - 新評論
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書店員向け情報

幼児から民主主義 スウェーデンの保育実践に学ぶ

教育
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発行:新評論
四六判
244ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7948-1191-2   COPY
ISBN 13
9784794811912   COPY
ISBN 10h
4-7948-1191-8   COPY
ISBN 10
4794811918   COPY
出版者記号
7948   COPY
Cコード
C0037
一般 単行本 教育
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年9月
書店発売日
登録日
2021年7月14日
最終更新日
2021年8月18日
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紹介

 スウェーデンでは投票率が毎回80パーセントを超える。「自分の一票が国の未来を変えられる」という民主主義への信頼を表す数字と言えるが、何とこの国では、民主主義に関する教育が幼児期から行われているのだ。民主主義と聞くと、何か堅苦しいことを想像してしまうかもしれない。ましてや、「幼児に民主主義が理解できるのだろうか?」とも思ってしまうだろう。就学前学校(日本の保育園と幼稚園)の教師を務めてきた本書の筆者たちは、「民主主義に年齢は関係ない」と断言する。彼女たちのメッセージはいたって明快で、  「民主主義は日常の保育のなかでこそ実現できる」というものである。
 オムツをどう替えるか、給食で何を食べるか、規則に従うか従わないか――日々の保育現場で起こるちょっとしたいざこざは、すべて民主主義を促進するチャンスであり、子ども=主権者の声を聴く大切な機会でもある。子どもは自らの声が聴かれ、それが身の周りに影響を与えるという経験を通して、初めて社会を形成する一員として自ら未来を思い描くようになる。もし逆の経験が積み重なると、無力感に襲われ、権力に頼るようになるだろう。本書を読むと、このような学習が生まれたときから始まっていることがよく分かる。
 スウェーデンの「就学前教育のナショナル・カリキュラム」には、「子どもが自らに関係するあらゆる決定に参加できるように」と記されている。筆者らは、「子どもたちは、自分の声を聴いてもらえる環境があれば、参加を通して民主主義を発展させることができる」と述べたうえで、「私たち大人は、それに応えるだけの準備ができているのか?」と問いかける。子どもが影響力をもつ機会は至る所にあるわけだが、それに応えられるだけの準備ができていなければ見過ごしてしまうことになる。具体的な実践例が豊富に盛り込まれている本書を読めば、子どもとの向き合い方が変わるかもしれない。(みつはし・みどり)

著者プロフィール

エリサベス・アルネール  (エリサベス アルネール)  (著/文

Elisabeth ARNÉR & Solveig SOLLERMAN スウェーデンで就学前学校の教師として勤務する傍ら、エレブルー市およびエレブルー大学と協力しながら全国の就学前学校で民主主義と子どもの影響力について研究、実践指導、講演を行う。

上記内容は本書刊行時のものです。