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感染症と隔離の社会史 金川 英雄(著) - 青弓社
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感染症と隔離の社会史 避病院の日本近代を読む

発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ12mm
重さ 327g
204ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7872-3479-7
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年11月26日
書店発売日
登録日
2020年10月12日
最終更新日
2020年11月24日
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紹介

コレラ、赤痢、ペスト、スペインかぜ……近代以降、様々な伝染病・感染症が流行してきたが、医学はどのように対応して、どう克服してきたのか。

明治期に作られた伝染病・感染症を専門にする「避病院」に光を当てて、尾崎紅葉『青葡萄』や正宗白鳥『避病院』、与謝野晶子「感冒の床から」、現・都立病院の当直日誌などの作品や資料を現代語訳・要約しながら紹介し、感染症や医療現場の実態、防疫体制の地域格差などを掘り起こす。

著者が勤める国立病院機構埼玉病院の臨床現場から、現状や風評被害の実態、新型コロナウイルスの集団免疫による収束についての小論も収めて、感染症と隔離の日本史から「いま」と「あした」を考える視点を提供する。

目次

まえがき

第1章 尾崎紅葉『青葡萄(ルビ:ブドウ)』とコレラ対策
 1 尾崎紅葉『青葡萄』を読む
 2 コレラ
 3 看護人

第2章 正宗白鳥『避病院』と赤痢対策
 1 正宗白鳥『避病院』を読む
 2 各地の避病院
 3 衛生組合と伝染病予防委員

第3章 虫が介在する感染症
 1 中村為又『羽塚の土』を読む
 2 ハエ
 3 蚊

第4章 野崎久一「避病院覚書」から読む赤痢の経験

第5章 感染症をめぐる多文化間の問題点
 1 プサン済生医院
 2 朝鮮半島での防疫体制
 3 ソウルの避病院
 4 避病院の建設運動
 5 会の結成と京城府民病室の建設
 6 インドの感染症対策

第6章 都市の避病院の実態
 1 駒込病院の医局日誌を読む
 2 組織強化と病院間のやりくり
 3 感染・殉職
 4 治療
 5 精神科病院の弱さ
 6 逃亡他さまざまなこと

第7章 感染症最前線の記録――埼玉病院から
 1 スペインかぜについて
 2 埼玉病院の経験
 3 ダイヤモンド・プリンセス号の患者の受け入れ
 4 都市封鎖

あとがき

著者プロフィール

金川 英雄  (カネカワ ヒデオ)  (

1953年生まれ。1980年3月、昭和大学医学部卒業、84年3月、昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学附属烏山病院、昭和大学医学部助手を経て、93年10月から東京武蔵野病院、2013年4月から横須賀市立うわまち病院、15年4月から関東労災病院勤務、18年7月から国立病院機構埼玉病院に勤務、19年4月に精神科外来を立ち上げ、現在、精神科部長。2002年3月に慶應義塾大学文学部卒業、帝京平成大学客員教授を経て、13年7月から昭和大学精神神経科教室客員教授。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医。著書に『三浦半島の医療史――国公立病院の源流をたどる』『日本の精神医療史――明治から昭和初期まで』、共著に『精神病院の社会史』(いずれも青弓社)、翻訳・解説に『[現代語訳]呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況』(医学書院)、『[現代語訳]わが国における精神病に関する最近の施設』(青弓社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。