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はじめての大学教養地学 杉本 憲彦(著) - 慶應義塾大学出版会
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はじめての大学教養地学

A5判
336ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-7664-2662-5
Cコード
C0044
一般 単行本 天文・地学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年6月5日
書店発売日
登録日
2020年3月16日
最終更新日
2020年5月28日
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紹介

▼現代人に必須の教養書

身の周りの景観や気象、防災、環境問題、そして日進月歩で解明されつつある宇宙の姿まで、地学は実に幅広く魅力的な学問です。
本書は固体地球、大気海洋、天文の3部構成で、それぞれの専門家が基礎から最新の知識まで、わかりやすく解説します。
地球と人間の関係から生じる多様な問題に対し、科学的な事実を踏まえて取り組む能力を身につけましょう。
文系・理系問わず、すべての大学生に向けた新しい地学テキスト!

目次

はじめに

 第1部 活動する地球の姿

1.地球の概観と内部構造
 1-1. 地球の認識
 1-2. 地球の大きさの計測
 1-3. 地球の精密な形
 1-4. ジオイドとGPS測量
 1-5. 地球の内部構造を探る
 1-6. 地殻とマントル
 1-7. 地殻の厚さの分布
 1-8. アセノスフェアとリソスフェア
 1-9. 地磁気
  コラム 残留磁気と松山基範

2.プレートテクトニクス
 2-1. プレート理論の誕生
 2-2. プレート境界
 2-3. プレート運動の原動力とプルームテクトニクス

3.地震と地震災害
 3-1. 地震という現象
 3-2. 地震発生のしくみ
 3-3. 地震学の勃興と発展(昭和南海地震まで)
 3-4. 空白域とアスペリティ(2011年まで)
 3-5. 東日本大震災と南海トラフ巨大地震(2011年以降)
 3-6. 地震災害と防災
  コラム 稲むらの火と津波てんでんこ

4.岩石と鉱物
 4-1. 岩石をつくる鉱物の特徴と分類
 4-2. ケイ酸塩鉱物
 4-3. 固溶体
 4-4. 火成岩の分類
 4-5. 堆積岩と変成岩

5.マグマと火山
 5-1. 火山の噴火と火山の姿
 5-2. 火山の分布とマグマの成因
 5-3. 沈み込み帯におけるマグマの成因
 5-4. マグマの多様化
 5-5. 花こう岩の謎

6.地形と地層の成り立ち
 6-1. 地球内部エネルギーがもたらす地表の景観
 6-2. 太陽エネルギーがもたらす地表の景観
 6-3. 二つのエネルギーの相互作用による地形
 6-4. 海面の上下変動と氷期・間氷期
 6-5. 堆積物と地層
 6-6. 地質時代区分
 6-7. 放射年代測定法
  コラム 氷床コアが保存する過去の気温変動

7.地球の生命の歴史
 7-1. 地球の誕生(46億~40億年前:冥王代)
 7-2. 生命の誕生(40億~35億年前:太古代前期)
 7-3. 光合成生物の登場と地球環境の激変(35億~25億年前:太古
 代)
 7-4. 動物・植物の登場と繁栄(25億~7.3億年前:原生代)
 7-5. 全球凍結事変(7.3億~6.3億年前:原生代)
 7-6. 生物の爆発的な繁栄(6.3億~4.4億年前:原生代末~古生代前
 期)
 7-7. 生物の陸上進出と大量絶滅事変(4.4億~2.5億年前:古生代中
 期~後期)
 7-8. 恐竜など爬虫類の繁栄(2.5億~6600万年前:中生代)
 7-9. 白亜紀末の大量絶滅事変(6600万年前:中生代末)
 7-10. 寒冷化する地球と人類(6600万年前~現在:新生代)

8.人間社会と地球の関わり
 8-1. 地下資源の分類
 8-2. 鉱床の形成
 8-3. レアメタルの特性
 8-4. リサイクルと都市鉱山
 8-5. エネルギー資源の形成
 8-6. 地球上で人間が暮らすということ

 第2部 地球をめぐる大気と海洋

1.大気の構造
 1-1. 気体の性質
 1-2. 大気の組成
 1-3. 気圧と層構造
  コラム オーロラの発生のしくみ

2.雲と降水
 2-1. 安定、不安定、中立の概念
 2-2. 潜熱と湿潤断熱減率
 2-3. 雲の形成
 2-4. 降水のしくみ
 
3.地球の熱収支
 3-1. 熱放射
 3-2. 短波放射
 3-3. 赤外放射
 3-4. 温室効果
  コラム 惑星などの放射平衡温度

4.大気の運動
 4-1. ニュートン力学
 4-2. 風の要因
 4-3. コリオリ力
 4-4. 風の力のバランス
 4-5. ハドレー循環と偏西風
 4-6. 傾圧不安定とフェレル循環

5.海洋の構造
 5-1. 海水の組成
 5-2. 海洋の層構造
 5-3. 海水の振動

6.海洋の大循環
 6-1. 風成循環
 6-2. エクマン輸送
 6-3. 西岸強化
 6-4. 深層循環
  コラム ホッケ柱
 
7.大気と海洋の相互作用
 7-1. 世界の気候と日本
 7-2. 日本の四季
 7-3. エルニーニョと北極振動
 7-4. 物質循環

8.大気・海洋と人間
 8-1. 天気予報
 8-2. 気象災害
 8-3. 気候変動と地球温暖化
 8-4. 環境問題
 8-5. 持続可能性

 第3部 地球を取り巻く天体と宇宙

1.天体の運動と暦
 1-1. 地球の運動と1日
 1-2. 均時差
 1-3. 天体の位置の表し方(赤道座標)
 1-4. 年周運動と暦
 1-5. 月とひと月
 1-6. 天体の運動と時間単位
 1-7. 地球自転の証明
 1-8. 地球公転の証明
  コラム 年周視差をめぐるタイムレース

2.惑星の運動と宇宙観の変遷
 2-1. 惑星の運動
 2-2. 惑星現象
 2-3. 宇宙観の変遷とケプラーの法則
 2-4. ケプラーの法則
 2-5. 調和の法則から惑星の軌道半径を知る
 2-6. 1天文単位の決定
 2-7. 地球を1円玉の大きさに縮小すると
 2-8. 調和の法則の証明

3.太陽系の姿と惑星探査
 3-1. 太陽系の形成
 3-2. 太陽系の天体
 3-3. 太陽系生命圏
 3-4. 系外惑星
  コラム 太陽系外からの来訪者

4.恒星としての太陽
 4-1. 核融合反応
 4-2. 太陽の構造
 4-3. 太陽活動と地球
  コラム 地上の星 核融合炉

5.恒 星
 5-1. 恒星までの距離
 5-2. 恒星までの明るさ
 5-3. 恒星のスペクトル
 5-4. フラウンホーファー線と恒星のスペクトル型
 5-5. HR図
 5-6. 恒星の進化
  コラム ベルのパルサー発見
  
6.宇宙の距離はしご
 6-1. ケプラーの第3法則の利用
 6-2. 年周視差の利用
 6-3. HR図の利用
 6-4. セファイド
 6-5. ハッブル・ルメートルの法則
 6-6. Ⅰa型超新星
  コラム 聴覚障がい者が活躍したセファイド研究

7.最新探査が描く宇宙の姿
 7-1. 銀河の姿
 7-2. 銀河系の周辺
 7-3. 宇宙の大規模構造
 7-4. 見ることのできる宇宙の果て
 7-5. WMAP衛星の活躍
 7-6. 私たちは星の子
  コラム 重力波とブラックホール、そしてマルチメッセンジャー天文
  学

索引

著者プロフィール

杉本 憲彦  (スギモト ノリヒコ)  (

慶應義塾大学法学部日吉物理学教室教授、自然科学研究教育センター副所長
京都大学理学部卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程(地球惑星科学専攻)修了。理学博士、気象予報士。
2005年名古屋大学大学院工学研究科COE研究員、2008年慶應義塾大学専任講師、准教授を経て、2020年より現職。その間、2014~2016年フランス・エコールポリテクニーク客員研究員。
専門は気象学、地球流体力学、惑星大気科学など。
主な著書に『風はなぜ吹くのか、どこからやってくるのか』(ベレ出版、2015年)、『法学・経済学・自然科学から考える環境問題』(共著、慶應義塾大学出版会、2017年)など。

杵島 正洋  (キシマ マサヒロ)  (

慶應義塾高等学校理科教諭
東京大学理学部地学科卒業、東京大学大学院理学系研究科修士課程(地質学専攻)修了。
1998年より現職。その間、2002~2015年慶應義塾女子高等学校講師、2014年より慶應義塾大学講師。
専門は地質学、堆積地史学、地学教育など。
主な著書に『新しい高校地学の教科書』(共著、講談社ブルーバックス、2006年)など。

松本 直記  (マツモト ナオキ)  (

慶應義塾高等学校理科教諭
横浜国立大学教育学部(地学専攻)卒業、横浜国立大学教育学部修士課程(地球科学専攻)修了。気象予報士。
1990年より現職。その間、1999~2002年横浜国立大学教育人間科学部講師、2005~07年、2011年慶應義塾湘南藤沢中・高等部講師、2012年より慶應義塾大学講師。
専門は地学教育、観測天文学など。
主な著書に『新しい高校地学の教科書』(共著、講談社ブルーバックス、2006年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。