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ボランティアとファシズム 池田 浩士(著/文) - 人文書院
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ボランティアとファシズム 自発性と社会貢献の近現代史

発行:人文書院
四六判
400ページ
定価 4,500円+税
ISBN
9784409520772
Cコード
C1021
教養 単行本 日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年5月29日
書店発売日
登録日
2019年4月9日
最終更新日
2019年5月23日
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書評掲載情報

2019-08-03 日本経済新聞  朝刊
評者: 成田龍一(日本女子大学教授)
2019-07-20 朝日新聞  朝刊
評者: 本田由紀(東京大学教授・教育社会学)
2019-07-14 毎日新聞  朝刊

紹介

それは自発か、強制か?

日本のボランティアは、東京帝大の学生たちによる関東大震災後の救護活動およびセツルメントの開設に端を発する。だが、ヒトラー・ドイツに学んだ日本国家は彼らの社会貢献を制度化し、「勤労奉仕」に組み換える形で戦時体制に取り込んでゆく。20世紀史を鏡に、私たちの自発性と強制性の境を揺さぶる渾身の書。

目次

序章 いまなぜ「ボランティア」なのか?
Ⅰ 日本の「ボランティア元年」――デモクラシーの底辺で
1 この私を待つ人たちがいる!
2 自発性と社会貢献の歴史を見つめなおすために

Ⅱ 自発性から制度化へ――奪われたボランティア精神
1 発展する国家を巨大自然災害が襲った
2 震災救護活動のなかで――ある大学生たちの歩み
3 「東京帝大セツルメント」の創生

Ⅲ ヒトラー・ドイツと危機の克服――日本が学んだボランティア政策
1 ボランティア労働とナチズム
2 労働奉仕と自発性――そもそもボランティアとは何か?
3 自発性とファシズム――労働奉仕が歩んだ道

Ⅳ ボランティア国家としての「第三帝国」――結束と排除の総活躍社会
1 国民だれもがボランティアとなる
2 「帝国労働奉仕」の日々――数字と証言
3 ボランティアの日々、ホロコーストへの道

Ⅴ 「勤労奉仕」と戦時体制――日本を支えた自発性
1 大きな目標の達成に向けて――労働が青少年を組織する
2 銃後のボランティアたち――期待される女性と家庭
3 大陸の花嫁、特攻隊、愛路村――戦時下ボランティアの諸相

終章 迷路のなかのボランティア
1 世の中がボランティアを必要とする…
2 ボランティアの歴史と現実

著者プロフィール

池田 浩士  (イケダヒロシ)  (著/文

池田 浩士(いけだ・ひろし)  1940年6月大津市生まれ。慶応大学大学院博士課程修了。1968年4月から2004年3月まで京都大学教授。 2004年4月から京都精華大学勤務。 主著:『文化の顔をした天皇制』(社会評論社、1986年/増補版=2004年)、『死刑の〔昭和〕史』(インパクト出版会、1992年)、『〔海外進出文学〕論・序説』(インパクト出版会、1997年)、『火野葦平論――〔海外進出文学〕論・第1部』(インパクト出版会、2000年)、『歴史の中の文学・芸術』(河合文化教育研究所、2003年)、『池田浩士コレクション』インパクト出版会、刊行中) 主編訳書:『ルカーチ初期著作集』全4巻(三一書房、1975-76年)、『ドイツ・ナチズム文学集』(柏書房、刊行中) 主訳書:エルンスト・ブロッホ『この時代の遺産』(三一書房、1982年/「ちくま学芸文庫」版、1994年)

上記内容は本書刊行時のものです。