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四谷コーポラス 志岐 祐一(編集) - 鹿島出版会
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四谷コーポラス 日本初の民間分譲マンション(1956-2017)

発行:鹿島出版会
A5判
224ページ
価格 1,800円+税
ISBN
9784306085633
Cコード
C3052
専門 単行本 建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年6月5日
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紹介

建設当時の資料や証言をとおして、日本初の民間分譲マンション「四谷コーポラス」の集合住宅史上における重要性を考える一冊。

1956(昭和31)年に竣工し、日本発の民間分譲マンションと呼ばれた「四谷コーポラス」。2017年に建て替えが決まり、解体されることとなった。
「四谷コーポラス」は1962年に制定された区分所有法以前の建物で、所有形態の位置づけや共用部の管理責任などが明確ではなかった時代に、民間企業によって建設され、手探りで管理運営がなされたマンションだ。住宅ローンが現在ほど一般的でない時代に住戸の割賦販売が実施されるなど、後のマンションブームを経て日本のマンション販売の原点となった建物である。5階建て28戸の集合住宅として計画され、当時珍しかったメゾネットタイプの住戸が採用された。各住戸のインテリアは、入居者の要望を聞きながらそれぞれオーダーメイドでデザインされ、数世代にわたり住みこなしてきた住民たちの多くは、建て替え後にも再取得を希望した。
本書は、「四谷コーポラス」を題材に、解体前の取り下ろしの写真、居住者や建設当時の関係者へのインタビュー、竣工当時の資料などを収録した初の資料本。長年の暮らしの奇跡をたどりながら、建て替え後の未来についても考察する。

目次


1章──前史と計画
2章──管理とサービス
3章──四谷コーポラスに流れた時間
4章──建て替えまで
5章──再生へ
あとがき

著者プロフィール

志岐 祐一  (シキ ユウイチ)  (編集

志岐祐一(しき・ゆういち)
1966年鹿児島県生まれ。東京都立大学工学部建築工学科卒業。ベル・コムーネ研究所などを経て現在は日東設計事務所。関東学院大学非常勤講師。歴史的建造物の調査、移築、展示、アーカイブなどを行う。主な業務に、UR都市機構集合住宅歴史館、江戸東京博物館、たてもの園の特別展、深川東京モダン館の展示など。主な著書に『奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅』(王国社、2010)、『世界一美しい団地図鑑』(エクスナレッジ、2012)など。

松本 真澄  (マツモト マスミ)  (編集

松本真澄(まつもと・ますみ)
1989年日本女子大学住居学科卒業。同大学院住居学専攻修士課程を中退し、東京都立大学建築学科助手。現在、首都大学東京都市環境学部建築都市コース助教。青山学院女子短期大学非常勤講師。研究テーマは、単身者や女性の居住、多摩ニュータウンの生活環境など。主な著書に『奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅』(王国社、2010)、『多摩ニュータウン物語──オールドタウンと呼ばせない』(鹿島出版会、2012)など。

大月 敏雄  (オオツキ トシオ)  (編集

大月敏雄(おおつき・としお)
1967年福岡県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。同大学院建築学専攻博士課程単位取得退学。横浜国立大学助手、東京理科大学助教授を経て、東京大学大学院建築学専攻教授。博士(工学)。建築計画、住宅地計画を専門とする。主な著書に『集合住宅の時間』(王国社、2006)、『奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅』(王国社、2010)、『近居──少子高齢社会の住まい・地域再生にどう活かすか』(学芸出版社、2014)など。

上記内容は本書刊行時のものです。