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漢文のルール 鈴木 健一(編) - 笠間書院
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漢文のルール

発行:笠間書院
四六判
186ページ
並製
価格 1,200円+税
ISBN
978-4-305-70896-0
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年5月
書店発売日
登録日
2018年4月17日
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紹介

これだけ知れば楽しく読める10の漢文のルールをやさしく説明 !

高校の教科書に載っている作品を中心に、漢文の魅力を味わうのに十分な10のルールを選びました。初めて漢文を読む人々を思い浮かべて書かれた、わかりやすくて本格的な漢文案内書です。

執筆は、鈴木健一/日原 傳/山本嘉孝/小財陽平/堀口育男/合山林太郎/堀川貴司/杉下元明/高柳信夫/小野泰教/國分智子。

目次

●はじめに
ようこそ漢文の世界へ ▼鈴木健一
第1章● 返り点、一二点、上下点から始めよう ▼日原 傳
  ─ 最も基本的なルールです。
第2章● 置き字を見分けるには? ▼山本嘉孝
  ─ 訓読しないことには意味があります。
第3章● 返読文字に注意しよう ▼小財陽平
  ─ 日本語と中国語は語順が違います。
第4章● 再読文字とは何か ▼堀口育男
  ─ 10字ほど覚えれば大丈夫です。
第5章● 否定形のさまざま ▼合山林太郎
  ─ 語順に気を付けて、柔軟に理解しましょう。
第6章● 疑問形と反語形はどう区別するか? ▼堀川貴司
  ─ 筋道を立てて丁寧に論理を追いましょう。
第7章● 漢詩のルール ▼杉下元明 
  ─ 複雑なルールもこうすれば理解できます。
第8章● 知っておきたい『論語』のことば ▼高柳信夫 
  ─ 何歳になってもその年なりに味わい深いです。
第9章● 楽しい故事成語の世界 ▼小野泰教 
  ─ 成立した背景を知るとわかりやすくなります。
第 10 章● 中国の地名とその特色 ▼國分智子 
  ─ 実際に訪れてみませんか?
●おわりに
どうすれば、漢文はおもしろく読めるのか、楽しく学べるのか ▼鈴木健一
●ブックガイド[鈴木健一] 
●執筆者一覧

前書きなど

中国には古くから先進的な文化がありました。
日本も、その影響を受けて、自らの社会や文化を形作ってきたのです。
ですから、日本人の教養には、中国的なものが多く流入しています。
日本語も漢文が骨格になって、その上で生成されてきた言語です。
そこで、国語という教科を学ぶ上でも、漢文が含まれているわけです。
日本には日本のよさがあります。
でも、そもそも影響を受けた外国文化も理解することで、日本への理解も深まるはずです。
本書を読めば、漢文の表現や内容を読解するハードルを下げることができます。
みなさんも豊かな漢文世界へぜひ分け入ってみて下さい。

著者プロフィール

鈴木 健一  (スズキ ケンイチ)  (

学習院大学文学部教授。日本近世文学。『江戸古典学の論』(汲古書院)、『林羅山』(ミネルヴァ書房)など。

日原 傳  (ヒハラ ツタエ)  (

法政大学人間環境学部教授。中国古典文学・日本漢文学。論文に「小野湖山「養蚕雑詩」をめぐって─蚕種製造家田島弥平との交流」(『斯文』一二〇号、二〇一一年三月)、著書に『素十の一句』(ふらんす堂、二〇一三年)など。

山本 嘉孝  (ヤマモト ヨシタカ)  (

大阪大学大学院文学研究科講師。日本漢文学・日本近世文学。論文に「山本北山の技芸論─擬古詩文批判の射程」(『近世文藝』九九号、二〇一四年一月)、「樫田北岸の「瓶話」─袁宏道受容における挿花と禅」(『雅俗』一六号、二〇一七年七月)など。

小財 陽平  (コザイ ヨウヘイ)  (

明治大学法学部准教授。日本近世文学。著書に『菅茶山とその時代』(新典社、二〇一五年)、論文に「村瀬太乙『山陽遺稿』講義録」(『国文学研究』一七八号、二〇一六年三月)など。

堀口 育男  (ホリグチ イクオ)  (

茨城大学人文社会科学部教授。日本古典文学。論文に「「平韻皆押」三十律覚書」(『斯文』一二一号、二〇一二年三月)、「齋藤竹堂撰『鍼肓録』訳註稿」(一~十八)(茨城大学人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』二~一九号、二〇〇七年三月~二〇一五年九月)、「成島柳北『航西日乗』の海」(『海の文学史』三弥井書店、二〇一六年)など。

合山 林太郎  (ゴウヤマ リンタロウ)  (

慶應義塾大学文学部・准教授。日本漢文学(近世・近代)。著書に『幕末・明治期における日本漢詩文の研究」(和泉書院、二〇一四年)、論文に「漱石の漢詩はいかに評価・理解されてきたか?─近世・近代日本漢詩との関係性に着目して」(山口直孝編『漢文脈の漱石』翰林書房、二〇一八年三月)、「正岡子規が読んだ江戸漢詩詞華集─『才子必誦 崑山片玉』及び『日本名家詩選』について」(『藝文研究』一一三号第一分冊、二〇一七年一二月)。

堀川 貴司  (ホリカワ タカシ)  (

慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授。日本漢文学。著書に『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』(勉誠出版、二〇一〇年)、『五山文学研究 資料と論考』(正続)(笠間書院、二〇一一年・二〇一五年)など。

杉下 元明  (スギシタ モトアキ)  (

海陽中等教育学校教諭。日本漢文学。著書に『江戸漢詩─影響と変容の系譜』(ぺりかん社、二〇〇四年)、共著に『新日本古典文学大系 明治編 漢詩文集』(岩波書店、二〇〇四年)、『新日本古典文学大系 明治編 海外見聞集』(岩波書店、二〇〇九年)など。

高柳 信夫  (タカヤナギ ノブオ)  (

学習院大学外国語教育研究センター教授。中国近現代思想。編著に『中国における「近代知」の生成』(東方書店、二〇〇七年一二月)、論文に「斯賓塞与厳復─兼論斯賓塞思想在日本和中国的命運」、(『道家文化研究』二八号(厳復専号)、生活・読書・新知三聯書店、二〇一四年一二月)、「梁啓超の国家論におけるルソーおよびブルンチュリの位置」(『言語・文化・社会』一六号、学習院大学外国語教育研究センター、二〇一八年三月)など。

小野 泰教  (オノ ヤスノリ)  (

学習院大学外国語教育研究センター准教授。中国近代思想史。論文に「郭嵩燾・劉錫鴻の士大夫観とイギリス政治像」(『中国哲学研究』二二号、二〇〇七年七月)、「郭嵩燾の『荘子』解釈─郭象「自得」「独化」への批判とその背景─」(『日本中国学会 第一回若手シンポジウム論文集 中国学の新局面』、二〇一二年二月)、「孫詒譲「墨子後語」の儒墨論争観」(『東洋史研究』七三巻三号、二〇一四年一二月)など。

國分 智子  (コクブ トモコ)  (

共立女子大学非常勤講師。日中比較文化、文学。論文に「藤田一郎と清末中国」(『太平詩文』六六号、二〇一五年六月)、「藤田一郎『清国醇親王に送りたる信書』」(『太平詩文』七〇号、二〇一六年一一月)など。

上記内容は本書刊行時のものです。