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地獄めぐり 加須屋 誠(著/文) - 講談社
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講談社現代新書

地獄めぐり

発行:講談社
新書判
232ページ
定価 1,000円+税
ISBN
9784065161470
Cコード
C0221
一般 新書 日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年5月14日
最終更新日
2019年6月18日
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書評掲載情報

2019-08-17 朝日新聞  朝刊
2019-07-20 日本経済新聞  朝刊

紹介

これでいつ堕ちても安心!?
「地獄の沙汰も金次第」というのは本当!?
よくわかる【地獄の歩き方】!

・・・・・・・・・・

著者によると、大学で美術史の講義をしていると、
風景画についてよりも、肖像画についてよりも、地獄絵をテーマにしたとき、
学生たちはなによりまじめに耳を傾けてくれるといい、
これは市民講座等でも同様のことがいえるという。

なぜ、人は地獄に惹かれるのか。

死の山、三途の川、賽の河原、閻魔王との対面、
善悪所行の記録文書、判決、数々の責め苦……。

地下8階建てビルのような構造の地獄を訪ね歩き、
厳格な文書行政組織・閻魔王庁の実像に迫り、
「怖いもの見たさ」の正体を探ってみると、
じつは、地獄は「暴力」と「エロス」の欲動に満ちた世界だった!

はたして、もともと除病延命をかなえてくれる柔和な「閻魔天」は、
いったいいつ、地獄を統括する威嚇的な「閻魔王」へと変貌したのか。

なぜ慈悲深いはずの仏たちが、地獄を征服するべく攻撃を開始したのか。

敗戦国・地獄が、戦勝国・浄土から求められた多額の戦争賠償金を
まかなうためにとられた、涙ぐましいまでの緊縮財政策とは!?

そもそも、地獄はどこにあり、閻魔とはいったい誰なのか――。

・・・・・・・・・・

えっ、まさか自分が地獄に堕ちる? そんなことはないハズ。
いや待てよ。ウソ、不倫、暴飲……もしかしたら……。

そんな「心当たり」のあるあなたに贈る、
いざという時に役立つ(かもしれない)「地獄のガイドブック」。

地獄から生還した人たちの“証言”も収録!

・・・・・・・・・・

【本書のおもな内容】

第1章 地獄の誘惑
「暴力」と「エロス」の世界/私たちは地獄に堕ちる ほか
第2章 地獄へ旅立つ
生から死へ/死の山/三途の川/賽の河原 ほか
第3章 地獄をめぐる
地獄の場所と構造/互いに敵対心を抱く亡者 ほか
第4章 閻魔王の裁き
閻魔とは誰か/閻魔天から閻魔王へ ほか
第5章 地獄絵を観た人たち
菅原道真/清少納言/西行/後白河法皇 ほか
第6章 地獄からの生還者たち
臨死体験と社寺縁起/狛行光/白杖童子 ほか
第7章 地獄の衰退と復興
地獄を征服する仏たち/地獄の沙汰も金次第 ほか

著者プロフィール

加須屋 誠  (カスヤ マコト)  (著/文

1960年東京都生まれ。1991年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。帝塚山学院大学文学部助教授などを経て、元奈良女子大学文学部教授、文学博士(京都大学)。専門は日本仏教美術史。おもな編著書に『仏教説話画の構造と機能』(中央公論美術出版)、『生老病死の図像学』(筑摩選書)、『記憶の図像学』(吉川弘文館)。監修・執筆したものに『地獄絵を旅する』(平凡社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。