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がんと外科医 阪本 良弘(著/文) - 岩波書店
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岩波新書 新赤版 1856

がんと外科医

発行:岩波書店
新書判
縦173mm 横107mm 厚さ10mm
重さ 148g
210ページ
定価 800円+税
ISBN
9784004318569
Cコード
C0236
一般 新書 社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年11月20日
書店発売日
登録日
2020年10月10日
最終更新日
2020年11月18日
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紹介

二人に一人はがんになると言われているいま、様々な治療法が研究されている。そのなかで外科手術は、がん治療の根幹である。外科医として、肝がん、そして難治性の膵がんの治療・手術の最前線にいる著者が、肝胆膵のがんの外科的治療の開発研究の軌跡と最新状況、さらに外科医の日常、師からの指導、患者からの学びなどを綴る。

目次

はじめに


Ⅰ 外科医の日々
1 肝臓がん手術の一日
カンファレンスと回診/手術が始まる/患者さんとの約束/肝臓が現れる/肝臓を浮かせる/肝授動に必要な忍耐/出血を減らすために/超音波を武器に/道しるべは肝静脈/麻酔科医からの信頼/一〇時間の手術を経て
2 手術を描き、記録する
脳が蘇らせる手術の風景/ゴールデンタイムのデフォルメ/手術イメージ再現の効用
3 他院での手術
手術の依頼/大切なのは我慢/患者さんの無事を


Ⅱ 肝臓、胆道、膵臓
1 肝 臓
体内で最大の臓器/大樹のように/肝障害が進行すると/胆汁の産生
2 胆 道
胆汁を十二指腸に運ぶ道/閉塞性黄疸
3 膵 臓
内臓の深部に存在/外分泌と内分泌
4 肝臓がん
肝臓がんの分類/肝細胞がんとは/肝細胞がんの治療法/肝細胞がん治療のトピック
5 胆道がん
胆道の三種類のがん/胆道がんの治療法
6 膵がん
膵がんの成績/膵がんの性質/進行した膵がんの治療法/切除可能な膵がんと補助化学療法


Ⅲ 肝胆膵外科医への軌跡
1 地域基幹病院の外科部長からの学び
外科研修先の決定/外科修行/患者さんへの向き合い方/やさしさと厳しさと、探究心
2 肝胆膵外科の師との出会い
レジェンドのオーラ/肝細胞がんの外科治療/幕内基準/肝系統的亜区域切除/師と弟子たち/フェアーな師/日本の生体肝移植の現状/東京大学における生体肝移植/肝移植後の合併症との闘い


Ⅳ 肝胆膵がんへの挑戦
1 肝機能に基づいた肝区域切除
肝臓手術の開発と教育/危険だった肝臓手術/ICGを用いた肝切除基準/間歇的肝門遮断/術中超音波の活用/肝臓の最深部の切除
2 肝門部領域胆管がんの切除と門脈塞栓術
肝門部領域胆管がんの手術とは/術前門脈塞栓術/PVEを併用した成績
3 両葉多発肝転移に対する二期的肝切除とALPPS
大腸がんの肝転移に対するあきらめない肝切除/部分切除が良い理由/肝転移に対するPVEの併用と限界/フランスの二期的肝切除/新しい二期的肝切除ALPPSの功罪/ALPPS変法手術の考案
4 膵がん補助療法開発の歴史
ゲムシタビンの登場/拡大郭清手術の時代/拡大郭清から手術後の補助療法へ


Ⅴ 術後合併症を減らすために
1 術後合併症との対峙とリスク管理
合併症とは/術後の患者さんの容態の変化/肝臓の切除に伴う合併症/膵臓の切除に伴う合併症
2 出血の少ない肝臓の切除をおこなうために
出血の少ない肝切除の必要な理由/出血を減らす秘策/座って手術をする理由


Ⅵ 患者からの学び
1 ある患者さんとの出会い
学ぶ患者、ともに闘う患者/術後の生活/「患者力」を感じる/主治医として患者さんについて考えること
2 再発と対峙する
再発の告知/コンバージョン手術/患者さんと同じ方向を向く/化学療法、コンバージョン手術、そして、化学療法/坂井さんからの問い


Ⅶ 未来への課題
1 リスクへの対峙と教育
手術のリスク/術前診断と手術の適応/ビッグデータを用いた併存症と合併症の解析/リスクの高い手術を引き受けるために/リスクの高い手術での剝離操作
2 外科医の働き方を考える
外科医の減少/外科医の働き方改革/腹腔鏡下手術の導入
3 外科技術の伝承


あとがき
文献注

上記内容は本書刊行時のものです。