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小説をめぐって 井上 ひさし(著/文) - 岩波書店
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井上ひさし 発掘エッセイ・セレクション

小説をめぐって

発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ20mm
重さ 334g
198ページ
定価 2,000円+税
ISBN
9784000281508
Cコード
C0395
一般 全集・双書 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年7月10日
書店発売日
登録日
2020年6月10日
最終更新日
2020年7月9日
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書評掲載情報

2020-07-04 朝日新聞  朝刊

紹介

長編から短編まで、たくさんの小説を著した井上ひさし。本を愛し、豊富な読書量で知られ、文学をめぐるエッセイ・批評も数多く遺しました。本書は小説をテーマに、創作の原点である山形小松・仙台の思い出、文庫解説、作家との幅広い交友、自作について綴る「作者のことば」など、著書未収録のエッセイを選び抜いて収めます。

目次

廈という名の読み方について


1 来し方

故郷小松
南京婆のやってくる道
校歌
北京日本人学校 校歌 小さな火花
川西町立第一中学校 校歌
川西町立第二中学校 校歌

仙台
「若尾文子に間に合わなかった会」のこと
わが心はあなたの心であれかし 解説にかえて[『新・ちくま文学の森7 愛と憎しみ』]

仙台文学館館長として
仙台駅頭の老夫妻への言付け
さすらう詩人
文化とは何か――館報発刊にあたって


2 とことん本の虫

解 説 [フィリップ・ロス著『素晴らしいアメリカ野球』]
柳田国男への挨拶 [柳田国男著『不幸なる芸術・笑の本願』解説]
「FARCEに就て」について
つめくさの道しるべ [宮沢賢治著『注文の多い料理店』解説]
彼のやりたかったことのリスト
セントルイス・カレーライス・ブルース――解説にかえて [『新・ちくま文学の森11 ごちそう帳』]
文学的悪戯 [『新・ちくま文学の森16 心にのこった話』解説]
ジェラール・ヴァルテル『レーニン伝』 [達人が選んだ「もう一度読みたい」一冊]
「太鼓」の音が近づいてくる


3 交友録

先達を仰いで
『昭和史発掘』、史家への出発 [松本清張「わたしの一冊」]
ロシアの原型を究めれば、日本の原型にも行きあたる――司馬遼太郎『ロシアについて』
戯作者遠藤周作
解 説――吉行淳之介氏との関係 [吉行淳之介著『一見猥本風』]
左京さんに二度逢って [小松左京著『御先祖様万歳』解説]
神話的英雄譚への出発――『輝ける碧き空の下で』北杜夫
時代にこきつかわれた男――『間宮林蔵』吉村昭
谷川俊太郎と日本語――絵本をはじめとしての平仮名仕事

ライヴァルにして友人
解 説――世俗大壁画の制作者 [藤本義一著『屁学入門』]
俳諧味といい女 [「日本の作家」の横顔藤沢周平]
塩引きの鮭
海坂藩御城下絵図の作り方
海坂藩・城下図
弔辞 海坂藩に感謝――別れの言葉にかえて
藤沢さんに食い下がった話
感情管理を破る工夫
解 説――競技場の光景123[筒井康隆著『バブリング創世記』]
私の「夢さがし」 [山口瞳著『家族』に寄せて]
空白の意味――長部日出雄著『映画監督』
人生の難関を乗り越える梃子となる大江文学の鍛え直された言葉――『「自分の木」の下で』大江健三郎
「人生二十五年」の時代 [妹尾河童著『少年H下巻』解説]
四つの謎――丸谷才一著『思考のレッスン』

後進へ
謎と発見――村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読む
ホームへの帰還――解説に代えて [赤瀬川隼著『ダイヤモンドの四季』]
解 説――某作家による、ある創作講座における一回目の講義録 [久世光彦著『一九三四年冬袞乱歩』]
導きの糸 [『米原万里、そしてロシア』に寄せて]


4 自作を語る

作者のことば
『モッキンポット師の後始末』
『仕出し屋マリア』
『いとしのブリジッド・ボルドー』
『浅草鳥越あずま床』
『踊る金髪浅草寺』
『合牢者』
『恐れ入谷の鬼婆』――老後のために
『鳥』
『笑う男』 まえがき――企てのある小説 [『現代小説1977』]
『“さそり”最後の事件』
『他人の眼』 まえがき [『現代小説1979』]

自作をめぐって
二人の神父 [恒松龍兵著『ベンポスタ・子ども共和国』序]
『東京セブンローズ』の十年間
心残り [もうひとつのあとがき]
イソップ株式会社――連載小説の喜び


あとがき……………井上ユリ



編集協力=井上 恒
資料提供=遅筆堂文庫

上記内容は本書刊行時のものです。