仮説社は50年,どうやって生き延びてきたのだろうか
仮説社は、2023年12月で50年目を迎えました。50年続く会社ってそんなにはないのではないでしょううか。私はその全期間に社員だったわけではないのですが、自分の会社ながら、すごいことだなあと思わざるを得ません。 (さらに…)
仮説社は、2023年12月で50年目を迎えました。50年続く会社ってそんなにはないのではないでしょううか。私はその全期間に社員だったわけではないのですが、自分の会社ながら、すごいことだなあと思わざるを得ません。 (さらに…)
仮説社は,月刊誌『たのしい授業』を軸に,教育書を主に刊行している版元です。「たのしい授業」という雑誌名の通り,子どもたちが学校で一番長い時間を過ごす「授業」を,子どもたちが「楽しい」と思えるようなものにしたいと願っています。
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◯ 科学は「目に見えなくっても,あるものはあるのだ」ということを教えてくれる
目には見えませんが,宇宙からはいろいろなものがわたしたちの住む地球に降り注いでいるのをご存知ですか?
その中の一つであるニュートリノの観測で,物理学者の小柴昌俊さんが2002年に,そしてニュートリノ振動の発見で梶田隆章さんが2015年に,ノーベル物理学賞を受賞しました。その時のニュースなどで,なにか宇宙から飛んできている粒子があるという話を聞いた記憶のある方も多いかもしれません。
このような,宇宙から地球に降り注いでいる小さな粒などのことを「宇宙線」といいます。その本格的な研究のためには,カミオカンデなどに見られるような,たいへん大がかりな装置が必要です。 (さらに…)
「科学教育」の仮説社の主たる刊行物は,月刊誌『たのしい授業』をはじめとする,小中高校の先生方を主な読者としたものです。
そのなかでも,「科学上の最も基本的な概念や原理・原則を教えることを意図した授業」である「仮説実験授業」に関する書籍が中心となっています。
「科学上の最も基本的な概念や原理・原則」ときくと,なんだか難解なことがらを理解して覚えなければならないような気がしませんか。でも,そんなことはないのです。本当に基本的なことはとても単純です。基本中の基本概念である「原子論」だって,「すべてのものは原子からできている」,たったこれだけです。
この原理・原則をもとにして,世の中におきている様々な現象を読み解いていけるようになるわけですから,これらを身につける学習,授業はたいへんたのしい時間になります。なぜならば,一つの重要な原理を理解すると,世の中の見え方が少し変わってくるからです。「そうだったのか。あれは,そういうわけだったのか!」というようにです。
そこで,仮説実験授業を提唱した板倉聖宣(いたくらきよのぶ)さんは,そんな基本概念を絵本に書かれています。
この「いたずらはかせのかがくの本」の新しい巻『せぼねのある動物たち』ができました。
『せぼねのある動物たち』 (さらに…)
●感動が人を生かす
「版元日誌」を読んでいる方々は、きっと履歴書の「趣味」の欄に「読書」と書く方だと思います。では、みなさんはいつどのようにして「趣味は読書」になったのでしょうか。
覚えていらっしゃいますか。
さかのぼってみると、まだ記憶も定かではないような幼少児にまで至る方も多いのではないでしょうか。私自身も、母に絵本や昔話を読んでもらった楽しくも懐かしい思い出が、本を好きになるきっかけをつくってくれたと思っています。そしてその後、小学生、中学生、高校生と育っていく段階でまた心を揺さぶられるような物語や文章に出会って、いつのまにか「本が好き」になっていたという方が多いのではないでしょうか。
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今年,版元ドットコムに入会しました仮説社です。
ひとことで自己紹介すると,「科学教育の仮説社」です。「科学」と聞くと,最近ではすぐに「子どもたちの理科離れ」といったことを連想される方が多いのではないかと思いますが,子どもだけでなく大人の方々にも科学を広めたいと願って出版活動を続けています。
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