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営業代行奮戦中!

“営業代行”って聞いたことあります?出版社の方は聞き慣れた言葉かと思いますが、一応説明すると出版社の方の代わりに営業をする仕事です。
 去年9月にサラリーマン生活に終止符を打ち、知り合いと二人で会社を起こし、いわゆる“営業代行業”を始めました。『版元日誌』は、以前2回ほど登場させていただき、その名のとおり版元営業の立場で書きました。今回は、ほとんど個人的なPRになりますが、‘へえ〜’って感じで読んでください。

 私はといえば、出版営業を計3社21年間やってきました。言い方をかえれば、出版営業しか知りません。相方も出版営業で飯を食ってきているので、2人で計4社30年以上の版元営業経験をもとに活動を始めました。共に版元時代、今の立場である“営業代行”にお願いしていたので出版社と代行、両社の考えや気持ちがよくわかります。そんな観点で営業代行業を始めましたので、版元さんに営業代行業者の仕事を広く捉えていただき、もっとうまく使ってほしいと思います。始めて半年ですが、エピソードを書きとめながら活動内容を紹介しますので、営業代行って仕事を単なる販促代行以外でも活用してください。

 ある出版社からこんな相談を受けました。ある書籍に関して、火曜日に増刷ができるそうですが、その週の日曜日に新聞広告を大きなスペースで掲載するそうです。普通に注文
出荷すると土曜日までに全国の書店に陳列が不可能なんだけど方法はないだろうか?との相談でした。当然、注文扱いでほぼクリアにしました。
 こんな出版社もあります。事務系以外の営業全般を受けています。それこそ取次への新刊見本から新規書店の出品手配もやっています。また、書店訪問セールス以外に学校訪問セールスも行なっています。
 また、別の出版社の場合、ただ営業マンパワーだけでなく、出版営業ノウハウの提供をしています。かっこいい言葉でいうとコンサルティングみたいなことでしょうか。
 一方、かなり業界寄りの話になりますが、全国の書店に広い範囲で新刊書籍を届けようとすると‘新刊委託手数料’というのが発生しますが、これをクリアにするプロジェクトが出版社と合同で現在進行しています。また、企画にも携わり、より売れる企画への一助もしております。
 紹介したのは、ごく一部ですが日々販促代行をおこないながら、それ以外の営業にかかる全般をおこなっておりますので、“注文を何冊とったか”だけの使い方はもったいないですよ。

 最後に、いま取引している出版社のイチオシ書籍を紹介しますので、ご興味のある方は、ぜひ出版社か書店に問い合わせてみてください。
エフエム東京「モータウン、わが愛と夢」、飯塚書店「金子兜太の100句を読む」、海拓舎「クラウディア奇蹟の愛」、社会評論社「これだけは知っておきたい韓国現代史」、新日本教育図書 「英語教師必携ハンドブック 英語ゲームの教科書」、TAC「日商3級 第107回をあてるTAC直前予想」、トラベルジャーナル「東京シティガイド検定(初級)公式テキストブック」、長崎出版「暁の円卓 目覚めの歳月」文星出版「キノコ20種複合菌糸体(濃縮エキス)が再発・転移ガンを治す」

もうすぐ神保町ブックフェスティバル

 今年も、『神保町ブックフェスティバル』の日がもうすぐやってくる。そう、本好きな人間が神保町に集まってくる。「今年は、どんな掘り出しものがあるだろうか」「天気も良いし、神保町古本まつりでも行ってみるか」など、はたまた、買い物ついでにぶらぶら来て「たまには、本でも読んでみるか」などいろんな思いで集まり、毎年、大盛況のフェスティバルです。

 昨年は、2日間の開催予定でした。初日は、晴天に恵まれ、初めて参加しましたわが社にとって、というよりも自分にとって人の多さにビックリでした。この調子で明日も大勢の人でにぎわうだろうとはりきっていたら、なんと雨で中止になってしまい、日曜日だっただけに出展者もお客さんもガッカリだったと思います。自分にとっては、ビックリにガッカリの2日間でした。

 ということもあって、今年は、11月2日(土)・3日(日)・4日(月)の3日間も開催するとのことです。期間中は、いろんな催しが行なわれるようです。『本の得々市』『僅少本フェア』『著者サイン会』等など、このほかにも『子供ランドの開設』や『オプニングパレード』などのイベントもおこなわれるとのことで、実に楽しい3日間になりそうです。

 さて、ここいらで当社の宣伝でもしましょう。当然、当社もこのイベントに参加をします。社名のトラベルジャーナルからいって旅行関係の読み物を多く出品します。しかし、旅行関係以外の書籍も出品する予定ですので旅行関係も含めその一部を紹介します。昨年、一番よく売れたのが、『東京路線バスの旅』『東京路線バスの旅パート2』です。オムニバスエッセイで実際に都内の路線バスに乗っての面白エッセイです。執筆陣は、宮川俊三氏、枝川公一氏、川本三郎氏などです。次に売れたのが『中国旅遊入門』これは、中国の地誌や文化を旅行者のスタンスに立って分かりやすくまとめた読み物ガイドです。今年の初出品は、『そこが知りたいホテル裏の裏の裏』これは、とにかく面白い。また、『この辞書・事典が面白い!』こちらも初出品。関根健一氏、ケリー伊藤氏らが執筆。このほか、まだまだ出品します。当日は、ワンコインセールを行ないますので、ぜひ見に来てください。そうそう、6社合同ワゴンで販売しますので、面白い本がさらに多く見れます。青弓社情報センター出版局梨の木舎第三書館、工作舎の本がいっしょに並びますので賑やかになりそうです。

携帯歴6年目にして・・・

 携帯電話を持ちはじめて6年になる。先月最寄りの駅内にあるショップでバーゲンがあった。妻の勧めもあってまんまとこの戦略的バーゲンにのって機種変更で購入した。あたりまえではあるがiモード契約をした。実は、メールができる携帯を持ったのは初めてで、それまでは携帯でメールなんて自分はしないだろう、いや絶対やらないと思っていた。

 買ったその日、私はあの分厚い解説書を読み始めた。読んでも読んでも読み終えず、’若者はこんなの読まずにスイスイいじっているうちに覚えちゃうんだろうな’と思いながらもさらに読み続けた。次の日もヒマに任せてまた読んでいた。幾分年の離れた妻がしびれを切らして”貸してごらん”と言って何やら入力を始めた。またたく間にあらかじめ自分が決めていたアドレスや着信音・画面設定がされた。この時、私は思った。”オレはメールはやらないだろうな”と。

 しかし、幸か不幸か私の通勤時間は片道約2時間。往復では当たり前だがなんと4時間。練習をするにはもってこいの時間であった。あこがれ?の電車内での携帯とにらめっこがこの日から始まった。ここでまたも思った。”若者のようには指が動かないもんだな”と、

そういえば、子供たちとTVゲームをしている時も同じ事を思ったことに気がついた。

 数日が過ぎて、会社でデスクに向かって仕事をしていると突然メールが入った。妻からだ。
まるで携帯でのメールの腕前を試しているようである。”よーし、それなら”と返信メールを打ち始めた。しかし、どうも入力モードの切り替えが面倒で結局デスクの上にあるキーボードで入力しデスクトップから送信をしてしまう。そんな日が続き、今では・・・。
 
 実に便利なもんだ。そういえば、今月の当社の新刊は、『お出かけニッポン』キャッチは、’ネットでラクラク、堅く国内旅行&レジャーのプランを立てる本 ‘で下旬発売である。レジャーの好きな私、今年はひとつ出先で携帯片手にリアルタイムのレジャー情報で家族の尊敬の眼差しを浴びてみるか。