読書バリアフリーに関する出版5団体共同声明
版元ドットコムは、
読書バリアフリーを推進するという、出版5団体共同声明参加しました。
www.jbpa.or.jp/pdf/documents/dokubari20240627.pdf
https://www.jbpa.or.jp/
これは、4月にだされた、日本文藝家協会、日本推理作家協会、日本ペンクラブの文芸三団体による「読書バリアフリーに関する三団体共同声明」
https://www.bungeika.or.jp/pdf/20240409.pdf
に対する出版社団体の「返答」にです。
現在の出版物の読書バリアフリーの取り組みポイントは二つです。
・電子書籍をリフローの形式で、一般向けに制作して販売する
機械式音声読み上げに対応できるようにすることで読書バリアフリーに取組む
https://tameshiyo.me/ABSCVOL02?page=7
・専門の読上げソフトで読ませるため・点字で読ませる、
ためのテキストデータを直接対応する
https://tameshiyo.me/ABSCVOL01?page=5
会員のみなさんの本も、ぜひこうした読書バリアフリーへの対応を
前向きに検討ください。
日本出版インフラセンター(JPO)に設置された
アクセシブルブックサポートセンター(ABSC)には、
https://absc.jp/
版元ドットコムから沢辺が参加しています。
■以下声明文――――――――――
読書バリアフリーに関する出版5団体共同声明
本年4月9日に、日本文藝家協会、日本推理作家協会、日本ペンクラブの三団体により、読書バリアフリー環境の整備推進に協力を惜しまないとの共同声明が出されました。
われわれ出版者は、著作者の方々のこのような真摯な願いを深く受け止めています。
一人でも多くの読者に本を届けたいという思いは、あらゆる分野の出版者の活動の根本にあります。
『読書すること』に何らかの困難をお持ちの方にとっても、読書があたりまえのものとして、人生とともにあってほしいと思います。読書バリアフリーを実現するための環境づくりや技術の進歩は、出版に携わるすべての関係者の理解と協力の上に進められるものであると考えています。
われわれは、著作者の方々のお考えに寄り添い、その権利が損なわれないように十分に配慮しつつ、あらゆる読者の利便性を高め、長く未来に向けてバリアフリーな環境のもと出版文化をさらに発展させていくための努力を続けてまいります。
2024年6月27日
一般社団法人 日本書籍出版協会 理事長 小野寺 優
一般社団法人 日本雑誌協会 理事長 宮原 博昭
一般社団法人 デジタル出版者連盟 代表理事 野間 省伸
一般社団法人 日本出版者協議会 会 長 水野 久
一般社団法人 版元ドットコム 代表理事 沢辺 均