2014年も色んな本が生まれました。
今年も版元ドットコム会員社の「あえてこの本」をピックアップ。
改めて皆様にお知らせいたします。
さらに豊かな本との出会いをお楽しみください。
978-4-906738-08-3
ジャック・ランシエール/市田 良彦/上尾 真道/他
「平等」「解放」を思想の土台に据えて68年以後の左翼的な政治思想および美学思想を牽引してきた著者が、みずからの思想をわかりやすく語る「ランシエール自身によるランシエール」風ロング・インタビュー。
ランシエール思想の入門書であると同時に、フランス現代思想史の証言集でもあり、さらにまた、貧富の格差が拡大し、歴史修正主義や排外主義が市民社会から政府まで跋扈する現在のこの国にあって必読の書。
978-4-906708-52-9
ミヒャエル・ハインリッヒ/明石英人/佐々木隆治/他
1月12日の原稿受領から完成までわずか3か月弱。著者にも多大なご協力いただきつつ(ご迷惑もおかけしながら)、校正・校閲・組版すべて自前でのハイスピード制作は、途中で何度も「無理!」と思いつつ、出来上がってみれば感慨ひとしおの1冊となりました(いまこの本の進行表をみると「この人アホなの?」と自分でツッコミをいれたくなりますが、2014年12月現在、さらにタイトな制作進行中…。来年は学習しなければいけません)。
装幀を濱崎実幸氏にお願いできたこともとても嬉しく、今でも本を手にして頂いた方から「装幀が素敵」「組版が綺麗」とお声を頂くたびに、濱崎さんへ心の中で御礼を申し上げています。
『資本論』がどう研究され読まれてきたか、また今どう読むべきか、1冊で『資本論』全3巻を紹介する本格派かつコンパクトで読みやすい1冊です。
まだお手にとっていない方は、ぜひ実物で装幀のステキさを味わいつつ、『資本論』研究の面白さについて触れてみてください。
978-4-901490-32-0
弓田亨/椎名眞知子
ようやく少しずつ浸透し始めてきたルネサンスごはんを、これから子どもを産むお母さん、子育て中のお母さんに作ってほしいと思って、より簡単に、より作りやすくを目指して編集しました。「離乳食」だけでなく、一年中つかえる家族のごはんとして使ってほしいと思っています。
978-4-901964-27-2
マルセラ・グラッド/長倉 洋海
原書に惚れ込み翻訳出版を申し入れて2年、自社の持つ力をすべて出しきっての出版でした。
978-4-904402-36-8
山﨑ふら
弊社編集チームがずっと作りたかった、忙しすぎる日本のビジネスマンの心を癒やす本。ネット書店(アマゾン)などで「良い本に出会えた」「愛を感じた」といった感想をたくさんいただけて、著者&スタッフ一同、読者の方々からの言葉に癒やされ勇気づけられた1年でした。
978-4-7709-0063-0
蛯原 健介
ワインをより深く知ろうとすると、産地を名乗るための決まりやラベル表示の仕方など、多くのルールがあることがわかります。
ワインを造るほとんどの国には、それらを規定する「ワイン法」があるのです。
しかし、日本には、世界に通用するワイン法がありません。
ワイン法とは何か? それは、なぜ必要なのか?
ワイン法の模範とされるフランスとEU の法律を中心に、
その成り立ちと内容を分かりやすく紹介し、日本の現状を考える、
ワイン法研究者による、日本で初めてのワイン法の入門書です。
978-4-7998-0131-4
ピーター・グゥラート/西本 晃二
最初の企画から3年以上を経てやっと刊行にこぎつけた本です。翻訳書出版の期限ぎりぎりになんとか出すことができました。実は弊社にとって、この本ははじめてエージェントを通して原書出版社との契約をした翻訳書。契約にあたっては版元ドットコムの会員社の方々にいろいろと教えていただきました。訳もさることながら、注釈をつけるのにも苦労をして、出版期限ぎりぎに完成した1冊です。装幀も凝りました。装幀は、版元ドットコム会友でもある、マルプデザインの清水さんです。特徴あるカバーの紙や表紙の紙などもおもしろい本です。一度手に取って見てください。
978-4-86261-107-9
藤田のぼる/永島慎二
戦後70年。戦争の狂気を伝えたい。
戦争のむなしさを描いた名作絵本20年ぶりの復刊!
978-4-87525-314-3
矢野 忠
矢野忠著
近世、虚数が発見され、人類は新たな局面を迎えたが、そこで終わりではなかった。虚数を乗り越える新たな数の体系がハミルトンによって摸索され、三元数が試みられるものの成功せず、四元数に至る!
著者は四元数創造の秘密を本書で追体験し、現代に通用する四元数と回転の関係をも明らかにする。
978-4-7735-0248-0
『水中の小さな生き物けんさくブック』編集委員会/清水龍郎/室木おすし
池や田んぼ,そして水たまりの中にも広がる小さな生き物たちの不思議ワールド。本書は,そんな身近なところに住む「水中の微生物」の検索図鑑です。「色」「形」「動く/動かない」のインデックス・タブ付きだから,小さなお子さんでもラクラク検索することができます。
978-4-86078-265-8
高階杞一
「季刊びーぐる」(創刊号・2008/10~第21号・2013/10)に連載された詩と写真のコラボ作品集。ドイツ在住の詩人・四元康祐が提示した写真に対して詩人・高階杞一が詩を書き起こすという共同作業が生まれた。第21回丸山薫賞を受賞。
978-4-7565-0126-4
カロリン・フィッサー/楠 カトリン /内山奈美/他
本書は、20世紀初頭のドイツで「人智学」を創始した哲学者・教育者ルドルフ・シュタイナーの思想にのっとった日本初の音楽療法の実践書です。シュタイナーの人智学の考えは、哲学的で、自己治癒力を最大に引き出して心身のバランスを取り戻し病気を治すというものです。読み進めていくうちに人間理解がより深まるのではないかと思います。7年かかってやっと出来上がりました。感慨深いです。
978-4-87430-039-8
鈴木 肇
ソ連で出版された革命史はほとんどが《偽書》だった。それは権力闘争での勝者の側からの英雄物語だった。残念ながらわが日本では「いつわりの歴史」の影響は歴史書に、とりわけ学校教科書にまでおよんでいる。
978-4-8463-1001-1
星野陽平
「バーター」「共演拒否」で芸能プロダクションに絡め取られたテレビ局。芸能界の中枢で蠢く談合組織で調印された「秘密協定」の謀略。バーニングプロダクション・ケイダッシュ・ジャニーズ事務所・吉本興業による「市場独占」の醜悪。「暴力団」による芸能界支配の裏面史。マスコミがひたすら黙殺する日本最大のタブー「芸能界」を震撼させる乾坤一擲の書!
978-4-87177-322-5
名取春彦
放射線の健康への影響について理解できている人がどれだけいるだろうか。放射線について科学はどこまでわかっていて、どこからわかっていないのか。立場を越えて放射線の影響について考える1冊。
978-4-7634-0698-9
南田勝也
カート・コバーンをひとつの境界に、オルタナ以降のロックを「身体化」を軸に歴史的に位置づけたロック研究の到達点。この本を抜きにして、これからのロックを語るべからず!
978-4-902225-90-7
ジャン・ラルテギー/岩瀬 孝
若き日の北方謙三に影響を与え、異色作『あれは幻の旗だったのか』を執筆させたという、冬樹社『外人部隊』を再刊しました。登場人物のキャラの立ち具合、古風でしゃれたセリフ使い、胸躍るストーリー展開は、まさに「一読、巻措く能わず」。少年漫画やラノベが好きな青少年にも、翻訳物はどうも苦手という中高年の方にもぜひ読んでいただきたい、文句なしに面白い「冒険小説」です。
978-4-9905516-6-7
高橋 五山/高橋 洋子
この作品は、8枚が10場面に展開する斬新なアイデアが盛り込まれています。はり絵の作り方も掲載しています。斬新ですが他にはない様々な使い方ができる紙芝居です。
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)で海外の子どもたちに、国立特別支援教育総合研究所発達障害教育情報センターで幼児期から小学校低学年の発達障害のある子どもへの指導に、活用できるという意見をいただいております。
978-4-7531-0321-8
ジョン・バーネット/西川 亮
ソクラテス以前の哲学者たちの伝承記録を駆使してその年代を決定し、断片の訳出と解釈によって各哲学者の思想と本質と背景を文献学的に論考した、ギリシア哲学の初発の問いを若々しい学識で受け止めた不朽の名著の完訳です。新装版の刊行に当り、神崎繁「ギリシア哲学の旅立ちへの初々しい道案内」を付す。
978-4-907473-04-4
ネルソン 松原/松本 創/小笠原 博毅
勝つためではなく、生きるために。日本に”ブラジル・サッカーを伝授し、日本代表やJリーガーを含む数多くの選手を育成した日系ブラジル人2世のサッカー指導者による、感動の自叙伝。テレビ・新聞・雑誌で話題に!
978-4-88282-924-9
ビクラム・チョードリー/ボニー・ジョーンズ・レイノルズ/大胡 香織/他
女性を中心に人気が高いホットヨガ、その元祖「ビクラムヨガ」創始者であるビクラム・チョードリーによる著作です。レッスン中のビクラムと受講者の楽しげな会話を交えながら、理想のポーズと実践者が陥りやすい現実について、約200枚の写真と共に解説します。クラス受講者によるユニークなレッスンメモもあり、初心者から上級者まで、楽しく簡単にヨガを実践できる一冊です!
978-4-7791-7013-3
小野 俊太郎
本年7 月に公開されたハリウッド映画『『GODZILLA ゴジラ』』(TOHO系列) にあわせて、完全書き下ろしで刊行した小野俊太郎の最新作!
2007 年『モスラの精神史』(講談社現代新書)、2010 年『大魔神の精神史』(角川one テーマ21 新書)、そして、誕生から還暦を迎える今年、『ゴジラの精神史』が登場しました!
これまでの著作同様、目からウロコのウンチク満載!究極の深読み、そして、新たなゴジラ像が出現する!なぜ、ゴジラは死ななければならなかったのか?
なんとハリウッド映画の全世界で500億ドルを超える大ヒットに押されて本家本元の日本映画『ゴジラ』の新作も2016年に放映することが決定したそうです。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』も続編が決定!!
ゴジラブームはしばらく続きそうです。
978-4-908055-01-0
鎌田 東二/伊藤 高章/高木 慶子/他
3.11東日本大震災においての喪失や絶望や悲嘆は、これまでの「心のケア」という言葉や方法では対処できないほどのものでした。企画・編者の鎌田東二先生は、何を措いても、東日本大震災後の社会を一人ひとりがどう生きぬいていくかという深刻な問題に取り組むべきと考え、人間存在まるごとのケアとして、「スピリチュアルケア」を第1巻にして、講座スピリチュアル学 全7巻をスタートしました。年3回、3年に渡っての刊行予定です。
978-4-907053-06-2
関根美有
自社のウェブ連載、冊子掲載をためて書籍化、知る人ぞ知る著者の初単行本漫画を刊行。版元となって2年目、こういうやり方で本を出せれば、と思っていたかたちで初めて出版できました。初回配本は少ないものの「全国の学校図書館におけばいいのに」「立ち読みした人がまっすぐレジにもってくる」などうれしいコメントもいただき、もっとたくさんの方に読んでもらいたい、と書店訪問の日々です。
978-4-905369-90-5
富澤一誠
ただの「懐かし本」ではありません。レコード会社、FM局、書店ほか、さまざまな方々とのコラボレーションが生まれた本です。「歌」はいろいろなものを呼び寄せるようです。
978-4-87615-280-3
植田 一三/上田 敏子
2011年初版を、富士山の世界遺産の話題など含め改訂しました。世界遺産や伝統文化からポップカルチャーや日常の風景まで。英語で世界に発信したい日本を厳選しました。通訳案内士をめざす方、観光産業に従事する方には必携の一冊です。。
978-4-7808-0212-2
古賀 学
競泳水着+ニーハイソックスで「なぜ組み合わせたのか?」「誰得?」と話題を呼んだ「水中ニーソ」の第2弾です。
新しいメカ(水中専用ニーソ)を装着した水の中の女の子の写真が話題になりました。
978-4-86559-113-2
和田誠
数千に及ぶ書籍を手がけてきたイラストレーター/デザイナーの和田誠の、おもにこの20年間の装丁作品から716点を選び、フルカラーで収録した作品集。記念すべき200冊目の著書でもあります。出版人必携!
978-4-904544-34-1
ベターホーム協会
高齢になると、調理や買い物の不自由や、歯のトラブルなどで、食べづらくなり、食事をおろそかにしがちです。あまり食べなくてもよいという思い込みも。
元気な親でいてもらうために、子は親の食の応援団になりましょう!
「高齢者が食べやすい作りおきのおかず」と「冷凍や保存のコツ」を紹介します。
作ったおかずを宅配便で送る際の注意点も盛り込んでいるので、遠方に住む親の食もサポートできます。
978-4-7505-1408-6
ブース,マイケル/寺西 のぶ子
2013年のわが社の1冊『英国一家、日本を食べる』に続く第2弾。イギリス人フードジャーナリスト一家が、100日間で日本を縦断。深い教養に裏打ちされた日本食へのリスペクトと、英国人ならではのユーモアが光る「旅と食の記録」。わたしたち日本人が見落としがちな「日本の食」の素晴らしさを再発見!!
978-4-902381-31-3
川合典子
帰国子女は、英語がぺらぺらになるまで大変な努力をしていたなんて知らなかった!・・・私自身が英語堪能な同僚を見て「向こうにいたからね」と思ったことを反省した本でした。
「通じる英語」になるための勉強法は、若い方からビジネスの第一線で活躍中の方まで役立ちます。
978-4-906740-13-0
堀 淳一
幼い頃から地図と鉄道に魅せられてきた、御年88歳になる札幌在住のエッセイスト・堀淳一さん。日本エッセイスト・クラブ賞受賞の洒脱な筆致で、新旧地形図のべ200枚とともに道内全14路線を走破! 列車に乗ることそのものの魅力を、各線の歴史や移り変わる車窓風景の妙を通して克明に綴る、旅情たっぷりの一冊です。
さらに、特別付録として懐かしい鉄道路線図を復刻! 表には、樺太の路線図も入った戦前の昭和19年版、裏にはローカル線全盛期の昭和41年の道内路線図を配し、北の鉄路の変遷が一目でわかります。
この冬、“北の鉄路”を地図と活字で旅してみませんか?
978-4-8396-0277-2
菱田慶文
タイの面白さを再認識させてくれる本。大学の研究者が論じるタイだけがタイではない、身体をぶっつけあってこそ見えてくるタイもある、という一冊。著者の菱田さんも、不器用だけど、やさしい、すごく魅力的な人だった。わが社はやっぱりこんな本を出していきたいな。
978-4-904678-52-7
稲荷 誠
中学を受験させるべきか、させないでおくべきか。親も子も悩みますよね。著者は京都府長岡京市で数学専門の学習塾を開いています。東大、京大クラスの合格率がとても高いのです。その秘訣は、算数・数学を前倒しで学習させること。優秀な子は、ムダな中学受験は必要なし、奨学生らしい生活を楽しませるべしと言い切ります。
現在3刷。小学生の親御さんが「中学受験」を考えるのに、時期は関係なさそうで、年間を通してコンスタントに販売数を伸ばしました。
978-4-8429-1617-0
谷口 貢/板橋 春夫
社会の変化により、私たちの生活様式、意識は大きく変化をしてきました。それでも七五三、結婚式、長寿祝いなどの儀礼は残っています。そうした日本人の一生にまつわる文化・民俗を紹介した本です。民俗学からのアプローチから著されたものとして好評を博しています。
978-4-89732-299-5
農業情報学会/大政 謙次/町田 武美/他
「攻めの農業」を実現させるスマート農業!
978-4-87616-033-4
綱澤 満昭
没後、童話作家としてその名を高めた宮沢賢治。
その短い生涯をたどりながら、彼を比類ないイーハトーブの世界へと導いた精神と思想の正体を読み解いていきます。
どんな家に生まれ、どのように考え、どのように生きた中で、数々の名作がうまれたのか?
賢治の作品ほど多くの解釈が存在する童話もないでしょう。
本書を読んでいただいて今まで気づかなかった賢治の世界に触れていただければうれしいです。
978-4-8118-0774-4
結城 千代子/田中 幸/西岡 千晶
14年8月に創刊した手元に置きたくなる、世界を描くあたらしい科学入門シリーズの1巻です。竹内薫氏(14/9/10日経新聞夕刊)、佐倉統氏(14/10/26朝日新聞)と立て続けに書評いただき、たちまち重版となりました。いまなお売れ行きは衰えず、これから大切に育てていきたいシリーズです。第3巻『摩擦のしわざ』は1月刊行予定。
978-4-904702-46-8
成田 亨/富山県立近代美術館/福岡市美術館/他
ウルトラマンのデザインなど特撮の世界で大きな足跡を残したデザイナー・彫刻家 成田亨の決定版作品集。
ウルトラマン、マイティジャック、ヒューマン、バンキッドから、モンスター大図鑑、特撮美術、後年の絵画・彫刻まで。未発表作品、実現しなかった幻の企画案も含む、全515点一挙収録。
2015年1月6日から福岡市美術館で「成田亨 美術/特撮/怪獣」展が開催されます。
978-4-905342-01-4
宝賀 寿男/蒲池 明弘
弊社二冊目の本。「秀吉の母方先祖は、朝鮮半島から移住した渡来系鍛冶」という伝承を起点とする論考です。週刊文春8月28日号「私の読書日記」で、立花隆さんに紹介していただいたことが、今年のささやかな収穫です。「鉄」のつながりで、日刊鉄鋼新聞という業界紙にも掲載され、本をつくれば、意外な広がりが生じるものだと思いました。
978-4-8013-0023-1
野村 克也
プロ野球界の重鎮、野村克也氏が全12球団の歴代投手ベスト10を選出!
ダルビッシュ、田中将大、金田正一、稲尾和久、斉藤雅樹、大谷翔平…
最強の投手はいったい誰なのか?
プロ野球ファンなら老若男女楽しめる一冊です。
978-4-88325-177-3
松下 浩
滋賀の自然や歴史、文化、暮らしなどさまざまな題材を取り上げた「淡海(おうみ)文庫」が今年、創刊20周年を迎えました。自らの言葉で地域の歴史文化を語り継ぎ、まさに滋賀県の百科事典と言えるシリーズを目指してきた淡海文庫。記念すべきシリーズ53冊目では、歴史上の人物の中でも人気の高い人物の一人である織田信長を取り上げました。
本書では、残された資料から信長の事績をたどり、史実にもとづいた信長の真実の姿が明らかに!さらに、信長の近江侵攻によって及ぼされた影響などから、近江の中世から近世への過程をたどります。
978-4-903175-55-3
過去に書店などに無料配布していたムック『時代の旅人』の書籍版です。ナポリタン特集ほか、小社シリーズ書籍『まだある。』にちなんだ、「私のまだある。」のコーナーでは、やくみつるさんや林家正蔵さんをはじめ、みうらじゅんさんや森永卓郎さんといった著名人も登場。昭和のエネルギーがギュッと詰まった一冊です。
978-4-901574-09-9
吉武和治郎
都道府県の魅力度ランキング最下位の茨城県。
でも知られていないだけで、自然はとても豊か。
県内をすみずみまで歩いた中かた63か所にしぼった
自然散策コースを紹介しています。
著者、吉武和治郎さんは、
地衣類専門の自然学者。
道路で、人間の自動車によって殺された動物を
剥製にして教材にする「おもしろ理科先生」としても知られています。
978-4-907239-05-3
加藤 直樹
初版2000部からスタート。書店・読者のみなさまの支援あって、年内に4刷12000部まで積み上げることができました。「良書よりも、手間のかかった本を」との小社モットーが受け入れられたことは、とてもうれしいです。
978-4-907127-11-4
小西 誠
パワハラ・いじめが蔓延する中、多数の自衛官たちから「自衛官人権ホットライン・」に届く「辞めたい 死にたい」という悲鳴。
AKB48や萌えキャラまで動員して入隊募集が宣伝される自衛隊内は、実態と大きくかけ離れた国営ブラック企業だった!
自衛隊入隊前に読む必読本。そして、集団的自衛権行使で、日本が戦争に向かって突き進む中、当事者の隊員たちが語るその現実!
978-4-7885-1399-0
小熊 英二
書名どおり、直球、ストレート勝負の一冊。古市憲寿、高原基彰、上野千鶴子、小川有美、酒井啓子、篠田徹、湯浅誠、保坂展人、東浩紀、菅原琢、韓東賢、木村草太ら諸氏12人との、9つの対話。読んでてその場にいるような緊張感に襲われたあと、読後対談者の方々の著作をじっくり読みたくなります。
978-4-903908-57-1
内田樹
今年、わが社でいちばん売れた本です。が、まだまだ読まれるべき内容の本だと思っています。営業がんばります。
978-4-907583-09-5
冨田 恵一
各方面で話題の音楽書!好評2刷!
20世紀の録音芸術がどのような技術と工夫のもとに作られたのか?
ドナルド・フェイゲン『ナイトフライ』を題材に解説。
音楽プロデューサー、冨田ラボによる、初の著作。
978-4-947767-14-1
小川仁志
弊社の創立15周年を記念して、モノとしての本のよさにとことんこだわった本をつくってみました。銀箔をふんだんにつかった美しいデザイン、一流の職人が手作業でしあげたマグネット入りの特殊製本。本体価格6500円と少し高額ですが、宝物にしたくなるような本です。中身は、「自由」と「平等」の関係を小説仕立てで面白く読ませる哲学入門書。お名前入りメッセージカードと、必ず著者から返事が届く質問カードつき。小学校高学年から、中高生へのギフトに最適です。
978-4-86249-230-2
相羽 秋夫
上方、江戸から現代まで、ユーモアと婉曲表現の宝庫「しゃれことば」。粋心と艶笑あふれる言葉遊び、比喩・ことわざ、歴史、風俗、地理をふまえたフレーズなど、約1,000語を収録し索引を付す。
◉赤児の行水(盥で泣く)/◉兎の逆立ち(耳が邪魔)/◉活版屋の小僧(インキが臭い)/◉狸の金玉(股が一杯)/◉薬缶の中身(湯ばかり)などなど、機知をきかせた会話を楽しむためのネタ本。好評3刷。
978-4-89982-251-6
福岡耕造
美容室の専門誌からローカルテレビのドキュメント番組まで、いろいろとりあげられた写真集です。密かに映画の原作になればいいかと思っています。
978-4-86166-181-5
井上琢智
『J.S.ミル評伝』(A.ペイン著)に、「…最も重要な記録は彼が15歳の時のフランス旅行」と記される、若きミルが1年強を過ごしたフランス留学の記録。関西学院大図書館所蔵の日記手稿に、大英図書館とセント・アンドリュース大学所蔵の手稿資料を加えた、完全版の初の公刊。手稿のファクシミリ・リプリントに全文の英文翻刻、注釈と解説入り。
978-4-8074-1399-7
上野 千鶴子
『クロワッサンPremium』に5年間連載された社会学者の上野千鶴子さんの映画評をこの一冊にまとめました。
厖大な鑑賞作品の中から、選りすぐられた映画への上野千鶴子流オマージュ・賛嘆・皮肉・慨嘆・叱咤・激励の数々が熱いコトバで表出され続けます。
978-4-903355-42-9
高橋 和美
さまざまな依存症に苦しんでいた著者は,何度も依存症からの脱出を試みるが,その度ごとにふり出しに戻り,回復までの道筋はけっして容易なものではなかった。ところが,ある気づきからその脱出の道を見つけるのだが,それはとても単純なことであることに気が付いた。ついに人生を取り戻した時の思いを振り返りながら,依存症に苦しむ人々が薬によるのではなく,その単純なことを知って回復してほしいという切なる思いを,自らの言葉に込めて伝えている。
978-4-903355-42-9
松尾 龍之介
1968年の返還から46年、世界自然遺産の島々は、なぜ日本の領土になりえたのか。小笠原諸島からみた近代日本の外交史。